人文科学府 人文基礎専攻 芸術学 分野
芸術学 専修
専修科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
東洋美術史特論 VB
History of Oriental Fine Arts (Specialized Lecture V)B
講義題目  東アジア絵画史の基本理念と実践―その一:似姿としての人と山水―
教授 井手 誠之輔
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 夏クォータ
毎週 水曜5限・水曜6限
伊都イーストゾーン 教員室 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2023/3/16 (03:24)
授業の概要 中国を中心とし、さらにその周縁に位置する朝鮮や日本等を包括する東アジア地域における美術は、近代を迎えて大きな転換を迎えることになった。その第一が、漢字で表記される「美術」という翻訳語の誕生であり、その概念の受容、普及であった。「美術」以前の東アジア地域における美術的なる事象は、いかなる理念のもとで実践されてきたのか。この授業では、このような観点から、絵画史を中心に東アジア地域で共有されてきた基本的理念を紹介するとともに、その実践の諸相を、東西のさまざまな現存するさまざまな実例から比較検討しながら見ていくことにする。

(This class intentionally share the basic concepts for understanding and practice of the discipline of art history of East Asia with references to the latest discussions about the institutionalization of fine arts and art history in Japan.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業 https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/course/view.php?id=48460
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MP_A-c [研究史と方法論の体系的理解]
知識を総合的かつ有機的に把握する能力を身に付ける。
かなり優れている 優れている 及第点である 努力を求めたい。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 : 井手誠之輔『日本の宋元仏画』日本の美術418号(至文堂、2001年)
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション:講師紹介および美術の制度と美術史学 講義
2 画の六法1:気韻生動と写生、静物画
3 画の六法2: 骨法用筆と書画同体論
4 水墨山水画の発生1:
線描主義の限界と山水表現
5 水墨山水画の発生と現代美術:形象の生成と認識をめぐって
6 肖像画論1:伝神写照の妙は阿堵中にあり
7 肖像画論2:肖像画と人相術
8 肖像画論3:肖像画と自己表象
9 肖像画論4:日本の肖像
10 山水画論1:有筆有墨論の成立と山水画の黄金時代
11 山水画論2:主山を中心とする理想的山水
12 山水画論3:詩画一致―徽宗による画院改革と士大夫のための絵画―
13 山水画論4:水墨山水の定型の成立と東アジア世界への伝搬
14 山水画論5:文人画の成立と南北二宗論
15 山水画論6:南宗画と南画

成績評価
観点→
成績評価方法
MP_A-c
[研究史と方法論の体系的理解]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験
出席

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 期末試験では、出席していないと回答できないような問題を課します。
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)