人文科学府 歴史空間専攻 アジア史学 分野
東洋史学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
中国政治史特論 I
Chinese Political History (Specialized Lecture I)
講義題目  モンゴル近現代史
下関市立大学教養教職機構 教授 橘 誠
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 前期
集中
伊都イーストゾーン B104 教室
M/J科目 (日本語, モンゴル語)
更新情報 : 2023/4/6 (10:09)
授業の概要 本講義のテーマは、モンゴルの近現代史です。
モンゴル国は清朝の版図内にあった地域のうち、現在唯一の独立国家となっています。大国ロシアと中国に挟まれたモンゴルの近現代史は、アジアにおける国際情勢の変化の直接的影響を受けて展開していきました。
本講義では、モンゴル国の領域だけではなく、中華人民共和国内の内モンゴル自治区、ロシア連邦内のブリヤート共和国など、モンゴル系民族が居住する地域も含まれます。
近現代のモンゴルをめぐっては日本も大きく関与しました。そのような日本の関与についても触れていきたいと思います。

(This course provides an in-depth examination of modern hisotry of Mongolia including Inner Mongolia in China and Buriyat Mongolia in Russia. This course will also mention Japan's involvement in modern Mongolia.)
キーワード : モンゴル、内モンゴル、ブリヤート、日本、、日露協商、満蒙、ノモンハン、満洲国
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 開講時期は9月上旬を予定しております。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
G_B-1-2b [修士:実証的な歴史像、歴史・地理認識の提示]
収集した史資料・データを文献史学・考古学・地理学的な方法論にもとづいて的確に分析し、実証的な歴史像および歴史・地域認識を提示することができる。
国際情勢の変化と近現代モンゴル史の展開の関連性を十分に理解している。 国際情勢の変化と近現代モンゴル史の展開の関連性を概ね理解している。 国際情勢の変化と近現代モンゴル史の展開の関連性をある程度理解している。 国際情勢の変化と近現代モンゴル史の展開の関連性を理解できていない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業担当教員によるパワーポイントを利用した解説を主とした形態であり、時折、学生との問答を通じて関連の知識を深めていきます。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : スライド資料、レジュメ
参考書 : Ts.バトバヤル2002(芦村京, 田中克彦訳)『モンゴル現代史』明石書店
麻田雅文2014『満蒙:日露中の「最前線」』講談社など
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 総論・導入
2 日本におけるモンゴル研究
3 基本情報(地理・気候・民族の状況)の確認
4 清朝によるモンゴル統治
5 日清・日露戦争、日露協商の時代
6 辛亥革命とモンゴル独立
7 モンゴル独立と内モンゴル
8 第一次世界大戦と東アジア
9 モンゴル革命
10 モンゴルの社会主義化
11 日本と満蒙
12 満洲事変とノモンハン事件
13 蒙疆政権と日本
14 内モンゴル自治運動
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
G_B-1-2b
[修士:実証的な歴史像、歴史・地理認識の提示]
備考(欠格条件、割合等)
期末試験 70%
小テスト 30%
出席 出席回数が9回に満たない場合は受験資格を失います。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)