人文科学府 歴史空間専攻 アジア史学 分野
東洋史学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
中国文化史研究 III
Chinese Cultural History (Seminar III)
講義題目  漢文史料講読
福岡教育大学教育学部教授 杉村 伸二
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 前期
毎週 月曜2限
伊都イーストゾーン 東史研 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2023/4/3 (11:34)
授業の概要 中国史研究に必要な漢文史料の読解の作法を学ぶとともに、中国史の史料に関する基礎知識や漢文読解に必要な工具書の利用方法について講義する。
講読史料は中国古代史の基礎的な文献である『史記』の列伝の中から取り上げる。受講者全員に予習をしてきてもらい、各回ごとにその日の担当者を指名し輪読していく。
従前な予習と漢和辞典の携帯を必須とする。

(This aim of this class is to learn of the manners of reading comprehension of the classical Chinese historical materials necessary for the study of Chinese history, Mastery of basic knowledge about the historical materials of Chinese history, and classical Chinese learning of how to use the tool documentation necessary to reading comprehension.)
キーワード : 漢文読解 史記
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
G_A-2 [修士:専修分野の知識と理解]
当該分野における研究史と方法論を説明できる。
辞書や地図、索引、類書などの工具書の利用方法を十分に理解し、それらを十分に駆使しながら史料読解や出典調査ができている。 辞書や地図、索引、類書などの工具書の利用方法を理解し、それらをある程度利用しながら、史料読解や出典調査ができている。 辞書や工具書の利用方法を理解し、史料読解や出典調査の際にそれらを利用しようと努力している。 史料読解の際には少なくとも辞書を活用している。
G_B-1-2a [修士:文献の読解力]
過去に蓄積された重要な文献、とりわけ古典を厳密かつ精確に読解し、先行研究を踏まえつつ批判的に考察することができる。
漢文史料の読み下しや現代語訳が正しくでき、その内容を正確に理解できる。 漢文史料の読み下しや現代語訳が正しくでき、その内容をある程度理解できる。 漢文史料の読み下しや現代語訳がある程度でき、その内容もある程度理解できる。 漢文史料の読み下しや現代語訳が不十分で、おおよその内容が理解できる。
D_A [博士:専修分野の知識と理解]
当該分野における研究史と方法論を体系的に説明できる。
辞書や地図、索引、類書などの工具書の利用方法を十分に理解し、それらを十分に駆使しながら史料読解や出典調査ができている。 辞書や地図、索引、類書などの工具書の利用方法を理解し、それらをある程度利用しながら、史料読解や出典調査ができている。 辞書や工具書の利用方法を理解し、史料読解や出典調査の際にそれらを利用しようと努力している。 史料読解の際には少なくとも辞書を活用している。
D_B-3 [博士:文献の読解力]
文学を対象とする領域では、過去に蓄積された重要な文献、とりわけ古典を厳密かつ精確に読解し、先行研究を踏まえたテクストの解釈あるいは本文の校訂・注釈ができる。
漢文史料の読み下しや現代語訳が正しくでき、その内容を正確に理解できる。 漢文史料の読み下しや現代語訳が正しくでき、その内容をある程度理解できる。 漢文史料の読み下しや現代語訳がある程度でき、その内容もある程度理解できる。 漢文史料の読み下しや現代語訳が不十分で、おおよその内容が理解できる。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 事前に受講生が漢文訓読および出典調査等の予習を行い、授業では順番に史料を読み下し、意味や出典について予習を基に確認していきます。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 使用するテキストは『史記会注考証』であるが、初回の授業で史料のコピーを配布する。
参考書 : 漢和辞典の携帯を必須とする。
未入手であれば、三省堂『漢辞海』第四版、角川書店『新字源』が望ましい。
電子辞書の使用は許可するが、かならず冊子体の辞書も準備すること。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション
2 中国史料の基礎知識、辞書・工具書等の利用方法
3 『史記会注考証』の講読 史料講読 対象範囲の読み下し、現代語訳を作成し、語句の意味や出典を調査する。

成績評価
観点→
成績評価方法
G_A-2
[修士:専修分野の知識と理解]
G_B-1-2a
[修士:文献の読解力]
D_A
[博士:専修分野の知識と理解]
D_B-3
[博士:文献の読解力]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度 50%ほど。
出席 50%ほど。

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 : 各自で十全な予習をし、語句の意味、出典となる書籍の情報、出典箇所などを提示でき、なおかつ自分なりの読解を提供することが前提となる。
学習相談 学習相談 : オフィスアワーを特別設けることはしないが、質問は随時受け付ける。
連絡先等は初回授業で提示する。

授業以外での学習に当たって : 辞書や工具書を利用して対象範囲の読み下しや現代語訳を作成し、不明な語句や文献があれば、その意味や出典を調査する。

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)