人文科学府 歴史空間専攻 アジア史学 分野
考古学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
東アジア比較考古学研究 I
East Asian Comparative Archaeology (Seminar I)
講義題目  東北アジアにおける鉄器文化の導入と変化
木浦大学校人文大学考古文化人類学科 助教授 金 想民
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 前期
集中
伊都イーストゾーン 教室
M/J科目 (日本語, 韓国語)
更新情報 : 2023/2/28 (21:30)
授業の概要 先史から古代に転換する時期に重要な役割をする鉄器文化を理解するため、東北アジア的な
観点から鉄文化の発生、変容、定着過程について考える。また、鉄器の登場によって行う社会変改について理解することができる。

(In order to understand the iron culture, which plays an important role in the transition from prehistoric to ancient times, we consider the process of the emergence, transformation and settlement of iron culture from the perspective of Northeast Asia. You can also understand the social transformation that comes with the advent of ironware.)
キーワード : 東北アジア、鉄、韓半島、初期鉄器時代、三韓、弥生時代、交流
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 講義は23年7月3日から6日まで行う予定である。’
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MH_B2-d [社会との関わり]
文化史的な観点で鉄を理解して、鉄が持つ役割を変化についてともに考える。
世界史の中で鉄がどのような役割をし、歴史を変ったのことを複数の事例として述べることができる。 世界史の中で鉄がどのような役割をし、歴史を変ったのことを一事例として述べることができる。 世界史の中で鉄がどのような役割をし、歴史を変ったのことを理解して指摘することができる。 世界史と鉄について興味を持つ。
MH_A-b [研究史と方法論の体系的理解]
東北アジアの情勢のうち、韓半島の鉄器文化の導入背景について理解する。
東北アジア的な観点で韓半島鉄器文化に関する研究に関する問題を持ち、広い観点で鉄器文化を考えることの重要さを述べる。 東北アジア的な観点で韓半島鉄器文化に関する研究に関する問題を持ち、講義を観点を理解している。 東北アジア的な観点で韓半島鉄器文化に関する研究に関する問題点を述べる。 東北アジア的な観点で韓半島鉄器文化に関する研究に興味をもつ。
MH_B1-a [資料体の構築]
地域ことにことなる鉄器文化について通史的に検討し、国家との相互関係について考える。
燕国、古朝鮮、三韓を含む東北アジア情勢の中の鉄器文化を代表する遺跡、遺物の学術的意味を理解している。 燕山、遼寧地域、韓半島という地域的観点から各地域の主要遺跡と遺物を説明することができる。 地域単位または政治体単位の主要遺跡の事例を提示し、いくつかの事例の学術性を提示することができる。 中国、韓国の鉄器文化と関連した資料に関心を持って点検している。
MH_B2-b [理論的思考力]
鉄の金属学的な性質を理解して製鉄のプロセスについて学ぶ。
中国、韓国、日本の製鉄プロセスを区分して理解し、各地域の製鉄遺跡の特徴を説明することができる。 製鉄プロセスを理解し、一部地域の製鉄遺跡の特徴を説明することができる。 製鉄プロセスを理解し、関連するいくつかの事例を提示することができる。 製鉄プロセスを理解し、製鉄工程を細分して説明することができる。
MH_B1-a [資料体の構築]
弥生時代における鉄器文化を韓半島の鉄器文化との関連性を考えて、鉄をめぐる文化交流について考える。
弥生時代の鉄器流入を東北アジア的観点から説明し、鉄を媒介とした韓日交流関係を説明することができる。 弥生時代の鉄器流入を東北アジア的観点から説明することができ、韓日交流関係に関するいくつかの事例を説明することができる。 弥生時代の鉄器流入を東北アジア的観点から説明することができる。 弥生時代の鉄器流入を韓日交流の観点から理解している。
MH_B1-a [資料体の構築]
近年、調査及び報告された新たな資料から考えられる新たな観点と課題について考える。
近年、報告された主要遺跡の事例を通じて、新たに提起された問題点と解決策、今後の課題を提示することができる。 近年、報告された主要遺跡の事例を通じて、新たに提起された問題点と論点などをある程度説明できる。 近年、報告された主要遺跡の特徴と論点を説明することができる。 近年報告された主要遺跡の特徴をいくつかしている。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業担当教員によるpptを活用する解説を主とした形態であり,学生との問答を通じて,関連の知識を深める。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : テキスト(紙媒体)スライド資料(電子媒体)PPT活用
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 鉄・鉄器文化の考古学的の研究方法
2 鉄の文化史的な理解
3 東北アジアからみた韓半島における鉄器文化の登場1
:中国の鉄器文化と燕国
4 東北アジアからみた韓半島における鉄器文化の登場1
:燕文化の拡散と古朝鮮
5 韓半島における鉄器文化の展開1
:楽浪郡と馬韓
6 韓半島における鉄器文化の展開1
:辰韓と弁韓
7 製鉄技術とプロセスの理解
8 鉄をめぐる日韓交流について
:韓半島南海海岸と北部九州
9 原三国〜三国における製鉄文化と社会変化1
:百済
10 原三国〜三国における製鉄文化と社会変化2
:新羅・加耶
11 原三国〜三国における製鉄文化と社会変化3
:初期高句麗の遺跡事例
12 新資料を中心とした鉄器研究の新たな論点1
: 漢江流域
13 新資料を中心とした鉄器研究の新たな論点2
: 錦江、万頃江、栄山江流域
14 新資料を中心とした鉄器研究の新たな論点3
: 洛東江流域
15 韓国における鉄展示の事例

成績評価
観点→
成績評価方法
MH_B2-d
[社会との関わり]
MH_A-b
[研究史と方法論の体系的理解]
MH_B1-a
[資料体の構築]
MH_B2-b
[理論的思考力]
MH_B1-a
[資料体の構築]
MH_B1-a
[資料体の構築]
備考(欠格条件、割合等)
出席
小テスト
レポート
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)