人文科学府 言語・文学専攻 日本・東洋文学 分野
中国文学 専修
論文指導 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
論文指導
Tutorial
講義題目  中国語学・中国文学の諸問題
教授 静永 健
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2023 前期
毎週 金曜5限
伊都イーストゾーン D 教室
M/J科目 (日本語, 古典漢文)
更新情報 : 2023/4/5 (13:46)
授業の概要 将来の斯学の発展に寄与すべき優れた研究を行ない、中国語・中国文学に関する卓越した教育者、ないしはその知識・技能を活かした立派な事業者となれるよう、個々の進路にあわせた指導を随時行う。

(A master’s thesis is required of all students. During the yearlong seminar students will encounter advanced methodologies, use additional source materials, and further develop scholarly writing skills related to their own themes.)
キーワード : 課題設定、研究発表、論文執筆
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
G_A-1 [修士:人文学と現代文化の理解]
人文学の知識をもとに、現代文化のあり方とそれへの多様なアプローチを説明できる。
原文の音読と訓読ができ、かつ、その意味を日本語で的確に説明することができる。 過去の研究書や訳注をもとにしつつ、原文の音読と訓読双方がスムーズにできる。 収集した言語データを言語学的な方法論にもとづいて的確に分析し、文法的な構造や特徴を理論的に説明できる。 原文を漢文訓読できない。
原文を中国語で音読できない。
G_B-1-4 [修士:表現力]
他者の意見を理解するとともに、自分の意見を明確に表現し、研究成果を学会における口頭発表や学術論文によって公表できる。
日本中国学会など、全国レベルの学会や、海外の学術シンポジウムで発表し、高い評価が得られた。 授業での発表や、学内の研究会(文藝座談会)で発表ができる。 文学的あるいは言語的表象について実証的に考察し、かつ理論的な分析をくわえて、その成果を国内外の学会における口頭発表や学術論文によって公表できる。 発表の準備が、その当日(開始時間)までに間に合わない。
G_B-1-3c [修士:文献の読解]
文学を対象とする領域では、過去に蓄積された重要な文献、とりわけ古典を厳密かつ精確に読解し、先行研究を踏まえつつその内実を深く掘り下げて説明できる。
質疑応答に参加し、その場の参加者の議論の方向を有意義な方向に導くことができる。 演習での質疑応答が簡潔にできるようになった。 人文学の実証的な方法と理論的な思考力を身につける。 演習などで、質疑応答が1回以上できない。
G_B-2-2 [修士:独創性]
新たな視点から問題提起を行い、それを解決するための方法を提示できる。
大学図書館に所蔵される中国文学関係の書籍のうち、すでに1万冊以上の書籍を借りだしたことがある。 研究室に配架されている書籍(約3000冊)の内容や使い方をほぼ全て理解している。 自ら進んで新しい問題に取り組む積極性を持つ。 授業に参加するのが億劫だ。
D_B-5 [博士:外国語運用能力]
外国語を取り扱う専門分野では、外国語の運用能力を高め、自らの専門的知識を表現できる。
5年間の大学院在籍中に、250篇以上の研究論文を読破した。 自分の課題に関連する過去の研究論文を年間50篇(ほぼ毎週1篇)読んでいる。 高度に専門的な知識を総合的に把握する能力を身につける。 関連す幾つかの研究論文を読んでも、十分に理解できない。
D_C [博士:他者を尊重する公平な姿勢]
先行研究と自らの学説を批判的に討論し、自らの意見をより客観的視点から組み立て、他者の意見を尊重する、市民性のある公平な姿勢で論文を作成し、その分野の学術研究を先導する貢献をすることができる。
5年間の大学院在籍中に合計10万字の研究論文を書き上げ、それを博士号の学位請求論文として提出することができる。 研究論文(レポートも含む)は、
10000字前後のものなら年間2篇、
20000字のものなら年間1篇を書き上げている。
問題の解決にあたり様々なアプローチの可能性を柔軟に探る。 自分の研究課題を前進させることができない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 7月には、各自、個別に今後の研究の方向性について、面談をおこなう。
2 レポート、評価方法については、各自、個別に課題を出す。
3 博士後期課程生については、全国学会等への発表エントリーを必須とする。

成績評価
観点→
成績評価方法
G_A-1
[修士:人文学と現代文化の理解]
G_B-1-4
[修士:表現力]
G_B-1-3c
[修士:文献の読解]
G_B-2-2
[修士:独創性]
D_B-5
[博士:外国語運用能力]
D_C
[博士:他者を尊重する公平な姿勢]
備考(欠格条件、割合等)
プレゼンテーション
レポート

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : まずはメールでの問い合わせをお願いします。

授業以外での学習に当たって : 高校時代、英語・数学・国語の三教科について、このような喩え話があった。英語は持久力。マラソンをゴールまで走り通すように、最後までめげずに頑張れ。数学は瞬発力。身体を効率よく動かして、スピードを競え。そこで、国語は登山。春のピクニックなどは、道案内も、指導者もいらないように見えるが、実は危険がいっぱい。道に迷って帰れなくなったり、毒ヘビに噛まれたり、崖から落ちて遭難したり……、優れた指導者の誘導と、各自の注意喚起力が大切。しかも、古典文になると、アルプスやエベレスト級の装備が必要である、と。各自の平素のトレーニングと、十分な装備(漢語大詞典や大漢和辞典、優秀な概説書)が必要です。コンピュータ検索だけに頼った安易な準備は、自分の読解力を蝕み、原文の持つ醍醐味を味わうことなく遭難してしまう懼れがある。ご用心、ご用心!

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)