国際シンポジウム「大学と美術の可能性を求めて」開催のお知らせ
記事投稿日:2016.10.09
イベント
この秋「九大百年 美術をめぐる物語」展(福岡県立美術館など)が開催されます。九州大学が創立以来百年にわたり、「美術」とどのように関わり、「美術」を通してどのような役割を果たしてきたのかを振り返り、未来への可能性を考える展覧会です。
この展覧会の開催に合わせ、大学が「美術」を通してなにができるのか、なにをなすべきなのか、をテーマにシンポジウムを企画しました。躍進目覚しいシンガポールの国立大学の現代美術への取り組み、韓国の大学ミュージアムの活動、また多様な芸術活動を展開する大阪大学の事例に、あわせて九州大学の新しい試みを紹介するとともに、「九大百年」展の成果もふまえながら、大学が「美術」というリソースをどのように活用するのかについて検討し、その可能性と課題について考察したいと思います。
主催
科研共同研究 大学における「アート・リソース」の活用に関する総合的研究
日時:2016年10月15日(土) 13:00―17:00
場所:九州大学箱崎キャンパス 旧工学部1階本館大講義室
[プログラム]
後小路雅弘(九州大学大学院人文科学研究院 教授)
基調報告:「九大百年 美術をめぐる物語」展から
アンカ・ルジョイユ(シンガポール 南洋理工大学現代美術センター 出版部長)
「学び続ける組織 The Learning Machine」
鄭于澤(韓国 東国大学 教授/大学博物館館長)
「韓国の大学博物館の役割―東国大学を中心に」
木ノ下智恵子(元・大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 特任准教授)
「芸術の拡張機能と社学連携の可能性」
尾本章(九州大学大学院芸術工学研究院 ソーシャルアートラボ・ラボ長)
「社会にアートをデザインする ~ホールマネジメントエンジニア育成とソーシャルアートラボの可能性~」
ディスカッション
[コメンテーター]
五十殿利治(筑波大学芸術系 教授)
橋爪節也(大阪大学総合学術博物館 教授)
[関連事業]
「九大百年 美術をめぐる物語」展
福岡県立美術館 4階展示室
2016年10月8日―11月13日
月曜休館(ただし10月10日は開館し翌11日休館)
なお九州大学総合研究博物館・九州大学医学歴史館でサテライト展示があります。詳細は各館のウェブサイトでご確認ください。
福岡県立美術館: http://fukuoka-kenbi.jp/exhibition/2016/kenbi6951.html
九州大学総合研究博物館: http://www.museum.kyushu-u.ac.jp/event/index.html#koukai
九州大学医学歴史館: https://rekishikan.wp.med.kyushu-u.ac.jp/2016/09/07/01/
[問い合わせ]
〒812-8581 福岡市東区箱崎6-19-1
九州大学大学院人文科学府藝術学研究室 後小路雅弘
ushiro@lit.kyushu-u.ac.jp
「大学と美術の可能性を求めて」チラシ.pdf
「大学と美術の可能性を求めて」ポスター.pdf
(デザイン:Calamari Inc. 尾中 俊介)