占部由子さんが「2021年度仲宗根政善記念研究奨励賞」の受賞者に決定しました

下地ゼミの占部由子さんが、2021年度仲宗根政善記念研究奨励賞（沖縄言語研究センター）を受賞しました。琉球語で最も消滅危機度合いの高い方言の１つ（西表船浮方言）を包括的に記述した文法概説（修士論文）が評価されました。

仲宗根政善は言語学者で、沖縄方言の専門家ですが、一般には沖縄戦の時に編成され、悲惨な運命を辿った看護部隊「ひめゆり部隊」を率いた教員、として知られています。仲宗根政善は、戦争中に、編纂中だった辞書データを全て失い、戦後、１から調査をやり直して『今帰仁方言辞典』という不朽の名著を完成させています。仲宗根政善の名前を冠した賞を貰えたのは、占部さんの研究が高く評価されていることを示しています。

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