研究概要

日本近世史を専攻。現在は,平戸松浦家および平戸藩領におけるアーカイブ学の構築にむけて研究中。潜伏キリシタン研究,大名家蔵書の研究,近世銅貿易と銅流通史研究なども行う。

諫早図書館との共同研究

昨年令和2年度より,諫早市立図書館図と岩崎研究室で共同研究を始めました。諫早図書館所蔵『西洋船図集』の研究を,目下,進めています。昨年度は,長崎市長崎学研究所紀要『長崎学』第5号に,史料紹介として,本史料を翻刻しました。

今年度は,さらに,諫早家の日記などの解読と,佐賀本藩・鹿島鍋島家・宮内庁書陵部などの調査を予定しています。

松浦党研究連合会

令和2年度より,松浦党研究連合会の学術顧問となりました。微力ですが,精一杯,頑張りたいと思います。地方の歴史学研究団体(一般に,「史談会」と呼ばれます)の活動は,日に日に,厳しくなっています。若い世代が,こうした活動に参加できる機会を積極的に作って育必要があると思っています。

基盤研究(C)「近世石筆文書の基礎的研究」

令和3年度に採択されました。3ヶ年の研究です。当たり前ですが,精進して,良い成果を出す必要があります。それにしても,新型コロナの緊急事態宣言で,出鼻をくじかれそうです。思ったように史料調査が出来ないのは,辛い。現物調査が,研究内容のほとんどです。進捗状況などは,適宜,日記に残していこうと思います。