科研調査用カメラ・レンズなど

石筆文書など,文書の接写およびマクロ撮影では,三脚固定で,ライティング(フィルムライトを使って下側からライティング)を工夫すれば,和紙の繊維まで撮影できそうです。あとは,現地での文書撮影と調査を行うばかりです。緊急事態宣言が恨めしいですが,実際の文書撮影に向けて,事前の準備はしっかりとやっておこうと思っています。

Image Transmitter 2 によるUSBテザー撮影

機材:Pentax KP  DA35mm Macro Limited KP用レリーズケーブル USBケーブル

ソフトウェア:Image Transmitter 2

目的:以前から,PCの画面で,カメラのLive画像を確認しながら撮影する,つまり,USBテザー撮影なるものを試してみたかった。K-3とか,K-50などの古い手持ち機種では,これが難しかった。しかし,Pentax KPが,Image Transmitter 2 の対応機種であったことから,ソフトウェアを入手してテスト。PCは,WindowsのノートPCを利用した。

結果は,まずまず。というか,十分に実用的だ。USBケーブルの長さが十分であれば,デジカメ(KP)を三脚固定してからの,古文書撮影にも利用できるだろう。K-3の場は,HDMIで,小型モニタにLive画像を映し出して、フレーミングしていた。KPのUSBテザーを利用すると,小型モニタはノートPCで代替できるだろう。撮影用機材を合理化できそうだ。

35mmのマクロレンズを使った接写も,なかなか良い画像が撮影できた。センサーサイズと画質との関係も検証したいので,フルサイズのカメラのマクロ撮影も,テストしてみたいところだ。また,Pentax製のマクロレンズで,最も画角が広いタイプが35mm。DFA100mmマクロもあるが,古文書撮影の一部として,拡大撮影を行う場合は,35mmが適切な画角だろう。両者の比較については,また,後日,検討してみよう。こうしてみると,DA35mm Macro Limitedは,三脚固定での接写となる古文書撮影においては,万能レンズだと思う。

教育実習校訪問

本日5月13日(木),13時~15時の間,教育実習校訪問で,西南学院高等学校を訪問。校舎内の剥製類・鉱石標本類に感動。日本史の実習生も,欲張っているようで,安心しました。御指導頂く日本史の先生は,日本史学研究室のOBなので,この点も,とても安心です。皆さん,頑張って下さい。

箱崎の過去

2018年度の移転直前,箱崎キャンパスの日本史学研究室から撮影した風景です。今は,旧文系地区の建物は何もなくなり,箱崎の団地を眺望できます。