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年次大会

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西日本社会学会第79回大会のお知らせ

開催日時

2021年5月22日(土)・23日(日)
オンライン開催となります。情報は随時更新してゆきます。
(ニュース第164号(大会プログラム号)はこちら
(ニュース第164号(大会プログラム号)訂正紙はこちら

開催場所

本大会は、オンライン開催となります。
ミーティング情報は、郵送にてお届けしたニュース第164号にてお知らせしております。
総会、シンポジウムのミーティング情報は、会員の皆様へのメールにて別途お知らせいたします。

自由報告部会の概要

報告資料はこちら

自由報告部会(1) 5月22日(土)10:30〜13:00


益田仁(中村学園大学)
 子育てにおける“困りごと”への地域的サポート――福岡市城南区別府・田島・茶山界隈の場合

山下亜紀子(九州大学)
 発達障害児の母親のQOL――日本語版社会的ケアQOL尺度(ASCOT Carer)を用いた調査の分析

嵜浩平(九州大学大学院)・安立清史(九州大学)・益田仁(中村学園大学)
 福祉NPOにおけるボランティアの参加構造

桑畑洋一郎(山口大学)
 労働の場としてのハンセン病療養所

近藤功行(沖縄キリスト教学院大学)
 学校教育における「障害」表記の定着過程

自由報告部会(2) 5月22日(土)14:00〜16:00


藤本延啓(熊本学園大学)
 市町村の廃棄物政策における「協働」――水俣市円卓会議を事例に

吉武由彩(熊本大学)・高野和良(九州大学)
 市区町村民生委員児童委員協議会事務局からみた民生委員制度の現状と課題

三隅一人(九州大学)
 災害復興とコミュニティモジュール複合

徳野貞雄(トクノスクール・農村研究所)
 SBP活動を軸に地域づくりを考え直す

自由報告部会(3) 5月23日(日)10:00〜12:30


ニュース164号から一部変更がございます。

三代陽介(熊本大学大学院)
 高校中退者による職業の選び方――キャリア形成における「不器用さ」をめぐって

金本佑太(九州大学大学院)
 若者就労支援における社会的連帯――「非人称の連帯」と「人称的な連帯」の議論に着目して

山本努(神戸学院大学)・福本純子(福岡県立大学)
 若者(大学生)の原子力発電についての意識――研究ノート(続)

山本努(神戸学院大学)
 集団(group)、社会関係(social relation)、社会(society)の概念再考――社会学入門講義のために

シンポジウムの概要

「移民受け入れ」時代の社会学―1990年入管法改正から30年を経て―

 2019年4月、日本政府は、実質的な「移民」受け入れに舵を切る法改正を行いました。しかし実際には、すでに日本社会には多様な背景を持つ外国人が定住しています。2021年は、1990年の入管法改正から30年間が経過した年にあたります。
 本シンポジウムでは、「移民受け入れ時代」にあたって、すでに進行してきた日本への人の移動と社会の内なる多様化とはなんだったのかをとらえなおし、社会学はどのようにそれと向き合い、有効性を発揮してきたのか、残されてきた課題はどこにあるのかを議論します。どうぞご参加ください。

【報告者、タイトルと概要】

報告資料はこちら

〇ナディ(『ふるさとって呼んでもいいですか:6歳で「移民」になった私の物語』大月書店 2019年著者)
 「日本にいないはずの私は誰か」(遠隔会議方式による参加)
 今、日本には274万人もの外国籍の人が暮らしており、私もその中の一人で、来日29年が経ち、日本がふるさとです。一方、『日本には移民はいなく、今後も受け入れる予定はない』と政府は30年前から変わらずに言っています。日本社会という受け皿に対して、感じることを話したいと思います。

〇高畑幸(静岡県立大学)
 「在日フィリピン人社会の現在―結婚移民の高齢化と日系人の増加―」
 本報告では、結婚移民と日系人という、2つのタイプのフィリピン人定住者に焦点を当てる。結婚移民は1980年代後半の行政主導の「農村花嫁」のほか、興行労働者と客の結婚、紹介婚、業者婚による来日と定住が続いた。また、1990年改正入管法で日系3世が定住可能となり、南米からの日系人労働者が大量来日するが、2000年代からフィリピンやインドネシアなど、アジアの日系人も同様に来日・定住している。結婚移民と日系人の共通項は、学歴不問、来日前の日本語・技能訓練は不要で、受入れ人数制限無しで入国し、彼(女)らの間接雇用が固定化し景気の調整弁となってきたことにある。また、労働政策の枠外で来日し、実質的労働者となってきた彼(女)らには、日本語教育や職業訓練の機会が少なかった。本報告では、高齢化を迎える結婚移民、および、親族の連鎖移動を続ける日系人の事例から、「身分資格」滞在者の諸問題を明らかにしたい。

〇山本かほり(愛知県立大学)
 「在日朝鮮人の民族教育―朝鮮学校をめぐる問題を中心に―」
 在日朝鮮人の民族教育の中心的な教育機関は全国に幼稚園〜高級学校(高校)まである朝鮮学校、さらには大学レベルでは東京に朝鮮大学校がある。
 日本からの解放後、全国にいた朝鮮人たちが自らの言語や歴史の「回復」を求めて、各地につくった国語講習所がその起源とされている。その歴史は70年以上になるが、いまだ、日本社会のなかでは、朝鮮学校がきちんと位置づけられているとは言えない。特に、近年、「北朝鮮バッシング」とあいまって、朝鮮学校が社会的にも政治的にも困難な状況におかれている。報告では、朝鮮学校の現状を概観しながら、在日朝鮮人の民族教育について検討したい。それは、今後の「移民社会」を展望する一助になるであろう。

〇野入直美(琉球大学)
 「沖縄の米軍統治とアメラジアン―「混血児」調査を中心に―」
 本報告では、現代日本社会の多民族化をめぐる議論に沖縄からの視点を位置づけることを課題として、とくにアメラジアンの社会問題化を、米軍統治時代と日本への施政権返還(本土復帰)後に行われた「混血児」調査を中心に論じる。それによって、日本社会の多民族化は、現代の「移民受け入れ」、さらには90年代のグローバリゼーションの時代よりもずっと前から始まっていたこと、ホスト社会としての日本に外国人が移住し包摂されていくというフレームからは取りこぼされてきたもうひとつの多民族化を論じ、社会学がそれをいかに扱うことができるのかを考察する。

□コメンテーター 稲月正(北九州市立大学)

□企画・進行 野入直美(琉球大学)

 (文責:野入直美)

問い合わせ先

連絡は以下までお願い致します

〒819-0395
福岡市西区元岡744
九州大学文学部社会学・地域福祉社会学研究室内
西日本社会学会事務局
092-802-5287
sociowest@lit.kyushu-u.ac.jp
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