文学部
哲学コース
哲学 専攻
専門科目 (2単位)
哲学演習 IX
講義題目:ハイデッガー『存在と時間』読解
教授菊地惠善
前期・通常

木曜5限
授業の概要 ハイデッガー(1889-1976)の主著『存在と時間』(1927)を読み解く。前期は、第1部第2篇の、第4章「時間性と日常性」を読む。
なお、ハイデッガー哲学とその主著『存在と時間』については、テキストとして掲げた中公クラシックス版翻訳の第一分冊(T)の冒頭にある、簡にして要を得た訳者解説を読むことを勧める。渡邊二郎「ハイデガーの生涯と『存在と時間』の思想」。
学習目標 (1) 全般的な教育目標:
哲学の原典を厳密に読み解く。

(2) 個別の学習目標:
ハイデッガー哲学への入門を図る。
授業の進め方 毎回担当者を決めて読解を進めるが、理解や解釈については全員で議論し検討する。
教科書等 <教科書>
M.Heidegger, Sein und Zeit, Max Niemeyer Verlag。ハイデガー『存在と時間』T・U・V、原佑・渡邊二郎訳、中公クラシックス。

成績評価方法 平常点とレポートとを総合して評価する。ただし、平常点を重視する。
学習相談 金曜日1時−3時、教官研究室
その他 現実に潜む哲学的な問いのあれこれについては、webサイトの「観察と感想」を参照。

対象学年:2年生以上
履修条件:限定なし