文学部
哲学コース
哲学 専攻
専門科目 (2単位)
古代哲学講義 VII
講義題目:アリストテレス形而上学の基礎
准教授岩田 圭一
前期・通常

木曜2限
授業の概要 西洋の哲学は前6〜前4世紀における古代ギリシア哲学に端を発し、自然・人間・国家などに関する諸問題が当時の哲学者たちによってさまざまな仕方で論じられた。その中でも学問の祖と言われるアリストテレスは、先行哲学者たちの見解を整理、吟味しながら、論理学、自然学、形而上学、倫理学、政治学などさまざまな学問領域を区分し、独自の哲学を作り上げた。この講義では、アリストテレスの形而上学を取り上げ、その基礎を学ぶ。具体的には『カテゴリー論』第1−5章、『形而上学』Δ巻、Ε巻などから重要な箇所を取り上げ、基本的な諸概念について解説しながら、形而上学という学問領域について考えることにする。
学習目標 (1) 全般的な教育目標:
アリストテレスの形而上学を学び、形而上学という学問領域の意義を考える。

(2) 個別の学習目標:
配布プリントの読解、解説を通じて、アリストテレス形而上学における基本的な諸概念を理解する。
授業の進め方 講義形式で授業を進め、適宜、質疑応答の時間をとる。
教科書等 <教科書>
プリント(邦訳)を配布する。

<参考図書>
そのつど指示する。
成績評価方法 出席状況と期末レポートによって総合的に評価する。
学習相談 オフィスアワーは月曜13:20-14:50に設定する。
その他 対象学年:2年生以上