文学部
哲学コース
哲学 専攻
専門科目 (2単位)
古代哲学講義 VIII
講義題目:アリストテレスの自然学と形而上学
准教授岩田 圭一
後期・通常

木曜2限
授業の概要 前期の古代哲学講義VIIで取り上げたアリストテレス形而上学の基礎を踏まえた上で、アリストテレスの自然学と形而上学を取り上げ、アリストテレス哲学を特徴づける対概念である「質料−形相」、「可能態−現実態」について一定の理解を得ることを目指す。具体的には『自然学』第1巻、第3巻、『魂論』第2巻、『形而上学』Ζ巻(第7巻)、Θ巻(第9巻)などを取り上げ、テクストに即してそれらの対概念について解説する。先行哲学者たちも関心を寄せた「運動」、「魂」、「存在」といった諸概念がそれらの対概念によってどのように説明されているかを見ることによって、アリストテレス哲学の独創的な点を見定めることにしたい。
学習目標 (1) 全般的な教育目標:
「運動」、「魂」、「存在」といった諸概念を論じる際のアリストテレス哲学の独自性を見定める。

(2) 個別の学習目標:
アリストテレス哲学を特徴づける対概念、「質料−形相」、「可能態−現実態」についてテクストに即して学ぶ。
授業の進め方 講義形式で授業を進め、適宜、質疑応答の時間をとる。
教科書等 <教科書>
プリント(邦訳)を配布する。

<参考図書>
そのつど指示する。
成績評価方法 出席状況と期末レポートによって総合的に評価する。
学習相談 オフィスアワーは月曜13:20-14:50に設定する。
その他 対象学年:2年生以上