文学部 哲学コース インド哲学史 専攻 専門科目 (2単位) |
|
後期・通常 金曜3限 |
授業の概要 | ジャンバラダッタの『ヴェーターラ鬼二十五話』を読む。本書はサンスクリットで書かれたインドの散文説話集であり、その書名の通り、全部で25の説話からなる。本書を一話ずつ読解してゆく。ジャンバラダッタの年代は16世紀より若干以前と推測され、比較的新しい作品であるが、サンスクリットに慣れ、インドの説話を垣間見るにはよいテキストである。 |
学習目標 | (1) 全般的な教育目標: サンスクリットの文学に親しむことにより、インドの文化や文学についての理解を深める。 (2) 個別の学習目標: ・サンスクリット語の語彙力の向上を目指す。 ・サンスクリット語の様々な活用を判断できるようになる。 ・説話を読解することにより、インド文学の特徴が理解できる。 |
授業の進め方 | サンスクリットで書かれた原文を、英訳を参考にしながら翻訳してもらいます。必ず予習をして、和訳を用意してきてください。 |
教科書等 | <教科書> M. B. Emeneau, Jambhaladatta's Version of the Vetalapancavinsati, a critical sanskrit text in transliteration, with an introduction, and english translation, American Oriental Series, vol.4, 1934. |
成績評価方法 | 授業での参加・発表状況を元に評価します。 |
学習相談 | 授業後、随時受け付けます。 |
その他 | 対象学年:3年生 4年生 履修条件:サンスクリット語の初級・中級を終えていること 教職(社会)(公民) |