文学部 哲学コース 中国哲学史 専攻 専門科目 (2単位) |
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後期・通常 木曜5限 |
授業の概要 | 『春秋』をめぐる、特に先秦から漢代初期に至るまでの思想史的諸問題を紹介しつつ、その解決を試みる。今回は主に春秋の経典化の問題を中心として、次のような事柄について見ていく。 1、『春秋』の文献批判 2、先秦期の『春秋』について 3、孟子と『春秋』 4、荀子と『春秋』 5、孔子『春秋』著作説の成立について |
学習目標 | (1) 全般的な教育目標: 『春秋』という経典の特殊性を理解することを通じて、儒教の思考様式、中国思想史あるいは中国文化をより高度により多角的に理解する。 (2) 個別の学習目標: 『春秋』という経典の基本的性格や春秋学独特の用語を理解した上で、孔子『春秋』著作説(『春秋』は孔子の著述であるという伝説)がいつどのような経緯によって出来上がったかを見、そのことの思想史的意義を考え、戦国、秦漢期の思想史、特に儒教思想史に関する理解を深める。 |
授業の進め方 | 当方で準備した資料をもとに、講義形式で進める。 |
教科書等 | <教科書> 特定のものは使用しない。 <参考図書> 授業中に紹介する。 |
成績評価方法 | レポート100% |
学習相談 | 授業の前後等、随時受け付ける。 |
その他 | 教職(国語) |