文学部 芸術学コース 美学・美術史 専攻 専門科目 (2単位) |
|
前期・通常 火曜4限 |
授業の概要 | 西洋近代の制度としての「美術」が、東南アジア諸国において、どのように生まれ、成長していったのかを、前期は、主にインドネシアとフィリピンを対象に考察し、後期は、シンガポール、マレーシア、ベトナム、タイを対象に考察する。時間的には、1920年代から60年代が対象となる。 |
学習目標 | (1) 全般的な教育目標: 東南アジア諸国において、美術がいかに制度として定着していったのかについて理解する。 (2) 個別の学習目標: 1.東南アジア近代美術の基本的な問題について理解を深める。 2.東南アジア近代美術の主要な作家・作品について知る。 3.それぞれの国の共通性と国ごとの相違について考える。 4.美術を生み出す基盤となる社会や歴史を理解し、美術作品との関係について考える。 |
授業の進め方 | 講義形式。また理解を促すため、できるだけ多く画像を用い、具体的な美術作品のイメージを持てるようにする。 |
教科書等 | <参考図書> 展覧会図録『東南アジア─近代美術の誕生』 福岡市美術館 1997年 |
成績評価方法 | 試験 |
学習相談 | |
その他 | 福岡市には福岡アジア美術館があり、東南アジア近代美術を歴史的にたどることができる世界にひとつしかない良質のコレクションがあります。できるだけ、観覧し、親しむようにしてください。 対象学年:2年生 3年生 4年生 教職(社会)(地理歴史) |