文学部 芸術学コース 美学・美術史 専攻 専門科目 (2単位) |
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前期・通常 金曜3限 |
授業の概要 | 2011年3月11日を境に、私たちをめぐる状況は一変した。イマジネーションを覆い隠して来たことによる帰結が、感覚的知覚を超えたところに広がる危機をもたらし、これまでかりそめにも通用して来たと思いなしていた様々なシステムが最早意味をなさないことを告げ知らせる事態の連鎖が目の前にある。 感覚的知覚と感性を主題として構想された美学(=感性学)はこの様な事態に何を思考し、何を語りうるのか。3.11以後の世界を再興・再考するために、美学的な立場から「見えないもの」を思考することから始めたい。 |
学習目標 | (1) 全般的な教育目標: 美学史的な知識を理解しつつ、さらにそこから現在の我々の立場で何を考え、何を発言できるのかを学んでいく。 (2) 個別の学習目標: 個別的かつ具体的体験から哲学的思索への展開を実践する。 |
授業の進め方 | 単に一方向に講義するのではなく、時折参加者にこちらから質問などをしながら、議論を進めていく。 |
教科書等 | <教科書> 授業中に指示する <参考図書> 授業中に指示する |
成績評価方法 | 学期末にレポート課題を提出してもらう |
学習相談 | 随時メール(yutaka@lit.kyushu-u.ac.jp)にて質問・相談等に応じます。 |
その他 | 特になし 対象学年:2・3・4年生 履修条件:特になし 教職(社会)(公民) |