文学部
芸術学コース
美学・美術史 専攻
専門科目 (2単位)
美学美術史講義 XXIV
講義題目:室町水墨画の諸問題
九州国立博物館学芸部主任研究員畑 靖紀
前期・通常

水曜2限
授業の概要 室町絵画のなかでも、この時代に盛んに描かれた水墨画の諸問題を取り上げる。まずはじめに15世紀前半に足利将軍家が確立した中国絵画に対する評価に焦点をある。さらにこの評価を踏まえて、雪舟をはじめとする室町時代の画家がどのような意識をもちながら絵画制作を展開したかについて多角的に検討する。
学習目標 (1) 全般的な教育目標:
室町水墨画について表現の特質や歴史的な背景に注目して知見を深める。

(2) 個別の学習目標:
室町時代の中国絵画に対する評価の枠組みを理解する。また、これとの関わりから室町水墨画の意義を理解する。
授業の進め方 パワーポイントなどを用いて作品の画像を紹介する。適宜、関連する資料を配布する。
教科書等 <参考図書>
辻惟雄・泉武夫編『日本美術史ハンドブック』新書館、2009年
成績評価方法 試験(ノート持込可)
学習相談 講義の前後に研究室において行う。
その他