文学部
芸術学コース
美学・美術史 専攻
専門科目 (2単位)
美学美術史演習 IX
講義題目:アートとテクノロジー
准教授東口 豊
前期・隔週

水曜3限・水曜4限
授業の概要 アートとテクノロジーは、一般的な理解に従えば、およそ異なる方向性を持ったものだと理解されているだろう。アートは心を豊かにするものであり、進歩の概念が通用し難いものであるのに対して、テクノロジーは私たちの物質的日常を豊かにし、日々進歩していくものであると。確かにそのような側面はあるだろう。しかし、ベンヤミンの古典的な著作を引き合いに出すまでもなく、アートの有り様は一見異なるものであるテクノロジーの発展によって、大きな変容を遂げて来た。この演習では、アートとテクノロジーの関係を軸に、イマジネーションや創造力、感受性、価値といった問題が、テクノロジーの発展によっていかなる影響を遂げて来たのか、あるいは独自性を保ったのかを、参加者の関心に従って発表してもらい、議論をすることを目的とする。
学習目標 (1) 全般的な教育目標:
美学的な思考のあり方を理解する。

(2) 個別の学習目標:
一つのテーマを掘り下げて考察する事が出来るようになる。
授業の進め方 参加者が発表を準備し、それを元に議論する。
教科書等 <教科書>
講義中に指示する。

<参考図書>
講義中に指示する。
成績評価方法 出席50%、平常点50%
学習相談 随時メール(yutaka@lit.kyushu-u.ac.jp)にて質問・相談等に応じます。
その他 対象学年:2年生 3年生 4年生