文学部
歴史学コース
日本史学 専攻
専門科目 (2単位)
日本史学演習 II
講義題目:『入唐五家伝』の研究
教授坂上 康俊
後期・通常

木曜2限
授業の概要 『入唐五家伝』を精読する。初回は教員の方からのテキストの紹介。
学習目標 (1) 全般的な教育目標:
平安時代の僧侶の入唐のありようについて理解する。

(2) 個別の学習目標:
日本古代の僧伝の文体に慣れ、関連資料の探し方、それぞれの評価の仕方を身につける。
授業の進め方 『入唐五家伝』を、適当に分担を決めて精読する。報告者には各自1〜2頁ないしそれ以上が割り当てられる。十分に予習して精確な訓読文を報告し、論旨展開を解説してもらう。その上で、関連資料との突き合わせを行う。
教科書等 『続群書類従』8上、および『大日本仏教全書』遊方伝叢書1の『入唐五家伝』
<教科書>
特に用いない。

<参考図書>
森哲也「『入唐五家伝』の基礎的考察」(『市史だより Fukuoka』第3号、2008)、川尻秋生「入唐僧宗叡と請来経典の行方」(高麗大学日本史研究会編『東アジアのなかの韓日関係史』上、2010)、杉本直治郎『真如親王伝研究』(吉川弘文館、1965)、田島公「真如親王一行の「入唐」の旅」(『歴史と地理』502、1997)、佐伯有清『高丘親王入唐記』(吉川弘文館、2002)
成績評価方法 出席は当然のこととして、3回以上欠席(公欠を除く)すれば単位を出さない。報告の内容、レジュメ(配布資料)の出来映え、討論への参加情況、気の利いた発問と答弁、これらを総合判断して成績を付ける。
学習相談 随時。特に授業終了後。
その他 対象学年:2年生 3年生 4年生
教職(社会)(地理歴史)