文学部
歴史学コース
日本史学 専攻
専門科目 (2単位)
日本史学演習 IX
講義題目:近世大名家蔵書と蔵書目録の研究
准教授岩崎 義則
前期・通常

木曜4限
授業の概要 今期は、平戸藩主松浦静山撰述「平戸藩楽歳堂蔵書目録」及び「新増書目」をとりあげ、蔵書目録とその書誌解題を講読する。
学習目標 (1) 全般的な教育目標:
近世の古文書解読に関する基礎的素養を習得する。また、蔵書目録に引用された書物についての基礎的な書誌情報を理解し、現在の日本国内の史料所蔵機関から、これら諸本・類本を探求・調査する能力を習得する。

(2) 個別の学習目標:
近世大名家の蔵書収集の史的意義を理解し、個別具体的な書物の書誌と内容を理解する。その上で、楽歳堂収集文物の評価を、独自の視点から行えるような知見を獲得する。
授業の進め方 蔵書目録の内から所定の箇所を割り当て、毎時間に1人〜2人ほどを目処に報告する。
教科書等 <教科書>
特になし。別途用意する。

<参考図書>
松田清『洋学の書誌的研究』(臨川書店、1998年)
成績評価方法 平常点100%。報告内容はもとより、演習全体への貢献度も評価する。
学習相談 随時。メールなどを活用されたし。
その他 教職(社会)(地理歴史)