文学部 歴史学コース 東洋史学 専攻 専門科目 (2単位) |
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前期・通常 月曜5限 |
授業の概要 | モンゴル帝国を中心として、遊牧民の歴史、遊牧民が立てた国家・王朝・政権の歴史を講義する。とくに、遊牧権力のあり方や構造、国家形成・拡大のプロセスに注目する。 トピックとしては、「中央ユーラシアの歴史世界」「モンゴル高原のステップと遊牧」「モンゴルの食生活」「モンゴルの宴会」などを予定している。ただし講義内容は諸々の条件により増補・変更される可能性もある。 |
学習目標 | (1) 全般的な教育目標: 遊牧民の歴史を学び、彼らが世界史に与えた影響を理解する。 (2) 個別の学習目標: 定住民の歴史叙述に基づく世界史像を相対化し、世界の多元性を踏まえた思考方法を獲得する。 |
授業の進め方 | 講義形式 パワーポイントによる映写を使用する。 |
教科書等 | <教科書> 適宜資料を配付し、パワーポイントによる映写を使用する。 <参考図書> 杉山正明1997『遊牧民から見た世界史』日本経済新聞社 小松久男編2000『中央ユーラシア史』山川出版社 宮脇淳子2002『モンゴルの歴史 遊牧民の誕生からモンゴル国まで』刀水書房 小松久男ほか編2005『中央ユーラシアを知る事典』平凡社 ほか、授業中に随時提示する。 |
成績評価方法 | 平常点(授業中に実施する小テスト・小レポート)40%・レポート60%により総合的に評価する。 |
学習相談 | 授業後、あるいは随時(要予約) |
その他 | 高校世界史程度の基礎知識を踏まえた上で受講すること。 平成21年度入学者より教職科目として適用。 対象学年:2年生以上 教職(社会)(地理歴史) |