文学部 歴史学コース 考古学 専攻 専門科目 (2単位) |
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前期・通常 木曜2限 |
授業の概要 | 日本列島の先史時代・原史時代を理解する上では,東アジアにおける列島社会の位置付けを考えるのみならず,世界の他地域における社会・文化との比較を通じて相対化することが有効である。その意味で,ユーラシア大陸の反対側に位置する英国は,日本列島の社会・文化を考える上で重要な比較対象といえる。また英国は,理論・方法論・実践の面で様々な形で日本の考古学に影響を与え続けており,英国考古学の今日的な成果を学ぶことはその点でも重要といえる。本講義では,以上の観点から,主に次の4点について講義を行う。1)英国考古学を中心とした考古学の歴史と現在,2)ヨーロッパの先史時代,3)ブリテン島の「ローマ化」の問題,4)日本の先史・原史時代との比較 |
学習目標 | (1) 全般的な教育目標: 先史時代研究を中心として英国考古学の今日的な成果を学ぶ。またそれとの比較を通じて,日本考古学の成果や日本列島の先史・原史時代像についても理解を深める。 (2) 個別の学習目標: ・考古学の主な研究対象である物質文化研究の方法や問題意識について理解を深める。またそれを通じて現代考古学の様々な論点を理解する。 ・ヨーロッパ・英国の先史時代についての理解を深める。 ・ブリテン島の「ローマ化」の問題をはじめとした具体的な課題についての比較検討を通じて,日本列島の先史・原史時代についても理解を深める。 |
授業の進め方 | 配付資料に沿って講義を行う。パワーポイントを使用する。 |
教科書等 | <教科書> なし <参考図書> 授業中に提示する。 |
成績評価方法 | 学期末に筆記試験を行う。自筆ノートと配付資料のみ持ち込み可。 |
学習相談 | 可能な限り随時相談には応じる。 |
その他 | 対象学年:2年生以上 履修条件:特になし 教職(地理歴史) |