文学部
歴史学コース
考古学 専攻
専門科目 (2単位)
考古学講義 VIII
講義題目:古墳時代中期・後期の諸問題
准教授辻田淳一郎
後期・通常

木曜2限
授業の概要 日本考古学において,古墳時代研究は,後の律令国家の形成を考える上で重要な位置を占める研究領域である。本講義では,いわゆる「倭の五王の時代」にあたる5世紀代の古墳時代中期と,6世紀代の後期を中心として,考古学的な観点から検討を行う。その上で,日本史上あるいは東アジア史上においてこの時代が持つ意義について考える。
学習目標 (1) 全般的な教育目標:
古代国家形成過程としての古墳時代社会の具体的様相とその特質について理解する。

(2) 個別の学習目標:
・古墳時代社会の様相を考古学的に理解しながら,文献史学の成果とのつながりについても理解を深める。
・日本列島の古墳時代社会を東アジアの視点から理解する。
・日本考古学の中での古墳時代研究の現状と課題の理解を通じて,考古学の方法論・理論についても理解を深める。
授業の進め方 配付資料に沿って講義を行う。パワーポイントを使用する。
教科書等 <教科書>
なし

<参考図書>
適宜指示する。
成績評価方法 学期末に筆記試験を行う。自筆ノートと配付資料の持ち込み可。
学習相談 可能な限り随時相談には応じる。
その他 対象学年:2年生以上
履修条件:特になし
教職(地理歴史)