文学部 歴史学コース 考古学 専攻 専門科目 (2単位) |
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前期・集中 |
授業の概要 | 琉球列島は九州島から台湾島までの間、約1200kmの海洋中に点在する大小200以上の亜熱帯島嶼地域である。島嶼および亜熱帯という環境と、東アジアの縁辺部に南北に長い連なりを持つという位置的関係の中で、琉球列島の人々は文化的・歴史的個性を育んできた。 このような琉球列島の文化的・歴史的個性について、本講義では特に考古学研究分野における研究現況を紹介するとともに、これに関する担当教員の見解を述べてみたい。 また、琉球列島の考古学に視座を据えた時、日本列島や朝鮮半島を含む東アジア、あるいは台湾島からインドシナ半島を経た東南アジアに対しては、どのような研究視点と具体的研究課題が展開するのかについて、担当教員が進めつつある研究課題を例として、紹介を試みる。 |
学習目標 | (1) 全般的な教育目標: 琉球列島の文化・歴史に関する関心が高まること、さらに理解が深まること (2) 個別の学習目標: 琉球列島の考古学研究状況に関する概略的な枠組みを理解する。 その上で、日本列島に加えて、琉球列島という地域的視点を加えることによって、受講生が抱えるそれぞれの研究課題に対する取り組み方や考え方の枠組みに益することがあれば、本講義の目的は果たせたものと考える。 |
授業の進め方 | 講義用の配付資料を準備し、これを手がかりに授業を進める。 授業の進行に応じて、ビデオ、スライドなどの資料を用いる。 |
教科書等 | <教科書> 特別な教科書は使用しない。 <参考図書> 授業の中で、参考図書・論文・報告書などを適宜紹介する。 |
成績評価方法 | 本務校では出席50%(ただし、2/3以上を出席すること)、レポート40%、小テスト10%で、成績評価。 |
学習相談 | 集中講義のため、滞在中はいつでも。 後日、沖縄へ訪ねてくださってもかまいません。 |
その他 | 6月21日(火)〜6月25日(土)の間に実施 |