文学部 歴史学コース 西洋史学 専攻 専門科目 (2単位) |
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前期・通常 金曜2限 |
授業の概要 | 西欧中世における知識人を社会との関係で再考する。 西欧中世の知識人について、かつてル・ゴフは、教育によって生活を糧を得る者と定義し、多かれ少なかれ自律的な言説空間とそれを可能とする社会編成の誕生を、12世紀西欧の特殊な現象とした。ここでは、その代表的人物とみなされたアベラールの生涯と思想を、彼が生きた社会、政治、思想環境との関わりのなかで再考する。 |
学習目標 | (1) 全般的な教育目標: 「異文化理解」としての歴史学、すなわち、時間的・空間的「他者」理解のための授業の一環である。 (2) 個別の学習目標: 西欧中世における知識と社会の関係について、理解を深める。 |
授業の進め方 | 配付資料をもとに講義を行う。 |
教科書等 | <教科書> 教科書は存在しない。 <参考図書> 参考文献については、授業中にリストを配付する。 |
成績評価方法 | 成績評価は、学期末の筆記試験によって行う。 |
学習相談 | 随時相談に応じるが、長時間にわたることが予想される場合には、あらかじめ会談の日時を相談して決定する。 |
その他 |