文学部 歴史学コース 西洋史学 専攻 専門科目 (2単位) |
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前期・通常 木曜2限 |
授業の概要 | 近年問題関心が刷新されつつある西欧中世政宗教史研究についての理解を深める。 近年の宗教史研究は、人類学、社会学などの影響のもと、かつてのような多かれ少なかれ護教的立場を前提とする思想史、制度史、宗教運動史等から、社会関係や表象体系などの諸問題へ関心を移行させ、広義の文化史へと脱皮しているといえる。ここでは、典型的なキリスト教社会とみなされている中世の西欧を対象として、新たな観点から宗教現象の意味を再考する。具体的には、フランス中世史学界において30年以上、この領域を率いてきた大家による概説を精読する。 |
学習目標 | (1) 全般的な教育目標: 西欧前近代史研究のための基礎訓練を行うことが、基本的な目標である。 (2) 個別の学習目標: 学界の最新の動向に触れ、問題関心のあり方に触れるとともに、外国語読解能力を向上させる。 |
授業の進め方 | フランス語テクストの購読、および必要事項の調査発表。 |
教科書等 | <教科書> Vauchez, A., L'idée de Dieu, dans J. Favier, éd., La France médiévale, Paris, 1983. <参考図書> 参考文献は授業中にリストを配付する。 |
成績評価方法 | 授業中の発表、出席状況で受験資格を判定する。成績評価は、授業中の発表(40%)、出席状況(40%)、および学期末提出のレポート (20%)によっておこなう。 |
学習相談 | 随時相談に応じるが、長時間にわたることが予想される場合には、あらかじめ会談の日時を相談する。 |
その他 | 2年生以上 履修条件:フランス語購読能力 対象学年:2年生以上 履修条件:フランス語購読能力 教職(社会)(地理歴史) |