文学部 歴史学コース 西洋史学 専攻 専門科目 (2単位) |
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後期・通常 木曜2限 |
授業の概要 | フランス中世史関連のさまざまな史料を読解しながら、史料取り扱いの技術を学ぶとともに、中世史の基礎知識を身につける。 歴史学研究の基礎は、史料の正しい読解にあり、そのためには多くの多様な史料に触れながら、要求されるさまざまな技術を身につけねばならない。ここでは、フランス中世史に素材をとって、文書や年代記、法典、会計簿などのさまざまな類型の史料を読解し、政治・経済・宗教などの多様な中世世界がどのように史料に現れているのかを体験する。具体的には、フランスで出版されているさまざまな教育用史料集に素材をもとめて、そこから選択された史料の本文、およびそこに付された注釈の読解によって進める。また、固有名詞や述語をはじめとする基礎知識については、個別に調査と発表を求める。 |
学習目標 | (1) 全般的な教育目標: 歴史学研究の基礎である史料の読解の訓練。 (2) 個別の学習目標: 多様な史料・史料類型に触れるとともに、フランス語あるいはラテン語史料の読解能力を身に付ける。 |
授業の進め方 | フランス語あるいはラテン語テクストの購読、および必要事項の調査発表。 |
教科書等 | テクストは、学期前にまとめて提示する。 |
成績評価方法 | 授業中の発表、出席状況で受験資格を判定する。成績評価は、授業中の発表(40%)、出席状況(40%)、および学期末提出のレポート (20%)によっておこなう。 |
学習相談 | 随時相談に応じるが、長時間にわたることが予想される場合には、あらかじめ会談の日時を相談する。 |
その他 | 対象学年:2年生以上 履修条件:フランス語講読能力。ラテン語を履修していることが望ましい。 教職(社会)(地理歴史) |