文学部
人間科学コース
地理学 専攻
専門科目 (1単位)
地理学実習 I
講義題目:地域調査法
教授
教授
高木彰彦
遠城明雄
前期・通常

火曜5限
授業の概要 この授業では、人文地理学の研究・調査を進めるうえで必要となる、資料収集、統計処理、フィールド調査法について学習する。地域調査のための諸作業を実際に体験しながら、地域社会の現状と諸問題を調査し、日本全体の地域政策や経済構造との関連について理解を深める。毎週行われる教室での作業のほかに、夏期集中(3泊4日を予定)で地域調査を実施する。
 1 ガイダンス
 2 地域調査概説
 3 調査地と調査テーマの決定
 4〜6 調査地に関する史資料と文献の収集方法
 7〜8 地図作製方法の習得と地図を用いた調査地の分析
 9〜10 各種統計資料の分析手法の検討と地理情報システムを利用した調査地の分析
 11 地域調査:公共機関などでの合同調査
 12 地域調査:個別資料、統計類の調査
 13 地域調査:個別の聞き取り調査
 14 調査結果の検討
 15 レポートの作成:『地域調査報告』として刊行する。
学習目標 (1) 全般的な教育目標:
人文地理学の研究・調査を進める上で必要な方法を運用できるようになる。
地域の姿を日本全体の地域政策や経済構造との関係で理解することができるようになる

(2) 個別の学習目標:
1〜3では地域調査の基礎、4〜6では資料の収集方法、7〜10では統計処理と地理情報システム、11〜15ではフィールド調査の方法、をそれぞれ学ぶ。
授業の進め方 受講生による発表や作業を中心に進める。特に夏期に3泊4日の予定で地域調査を行う。
教科書等 <教科書>
授業中に指示する。

<参考図書>
授業中に指示する。
成績評価方法 授業時の発表内容と提出されたレポートの内容によって評価する。
学習相談 随時相談に応じる。
その他 社会調査士の資格となる科目。他専攻学生でこの授業の受講を希望する者は、前もって担当教員に相談すること。

対象学年:3年生
履修条件:地域調査(夏期集中)に参加できること。
社会調査士