文学部
人間科学コース
地理学 専攻
専門科目 (2単位)
自然地理学講義 II
講義題目:水文環境と人間
立命館大学文学部 教授吉越 昭久
前期・集中

授業の概要  人間は、周囲の自然環境に影響を受けるだけでなく、開発や農耕などの行為を通して逆に自然環境にも影響を与える。この相互関係について、自然環境の一つである水文環境を例にとって、様々な事例を加えながら解説してみたい。
 具体的な内容としては、以下の7つの単元からなる。
    @水文環境の概説
    A河川と流域
    B地下水とその変化
    C湖沼とその変化
    D雪氷と温暖化
    E都市域の水文環境
    F歴史時代の水文環境
 この各単元について、基礎的事象、変化の実態、変化の要因について講じる。
学習目標 (1) 全般的な教育目標:
 水文環境の基礎的事象を知り、その変化(自然環境に影響を受けることと、自然環境に影響を与えることの両方の変化)にいかに人間がかかわっているかを客観的に理解できるようになること。

(2) 個別の学習目標:
 身近な変化から、地球規模での変化まで、現象の空間的・時間的スケールに即して、水文環境の変化を理解できるようになることと、その防止策についても考える視点を持つこと。
授業の進め方 パワーポイント、配布資料、ビデオなどを利用しながら進める。講義の最後には、質問にも答える時間をとる。
教科書等  講義の中で、必要に応じて紹介する。
成績評価方法 筆記試験(80%)と出席(20%)で評価する。
学習相談  集中講義なので、日常的な学習相談には乗りにくいが、講義の修了後にでも、相談に応じる。
その他 9月中・下旬を予定している

教職(社会)(地理歴史)