文学部 文学コース 中国文学 専攻 専門科目 (2単位) |
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後期・通常 水曜4限 |
授業の概要 | この授業は全て中国語によって進行される。 日本で発表された中国文学に関する論文を受講生全員が授業時間までに読了し、その論文に関して、およびその対象となっている研究項目の現状について、全員で討論する。なお、討論に先だって中文研究室の大学院生(学府博士後期・修士)が、@当該論文の執筆者についての紹介、A論文の概要、B論述手法の特徴を中国語で説明する。そして、当該論文をA「資料性」、B「思惟性」、C「普遍性」の三つの視点から、各5星満点「☆☆☆☆☆」で批評したあと、静永・戚先生のコメントを皮切りに全員で討論する。日本の中国文学研究の水準を知るとともに、それが中国の学界においてはどのように処理されているのかを知ることができるのは、この授業ならではのものである。 初めての受講者の中には、中国語でのフリートーキングに慣れない者もいるであろうが、ある幾つかのパターンを覚えれば、さほど難しいものではないので挑戦してください。 なお、中国文学の論文を読むので、他講座からの受講生には更に困難が伴うが、心配せず着いてきて欲しい。連続した授業内容ではないので、後期からの受講も問題ありません。 |
学習目標 | (1) 全般的な教育目標: さまざまな中国文学の研究方法を知る。 (2) 個別の学習目標: 少しでも長く戚先生との会話の応酬ができるようになろう。 |
授業の進め方 | 9月30日までに会読対象論文を中国文学研究室に受け取りにきてください。開講は毎週ではないので注意してください(中国文学研究室内に掲示する)。 |
教科書等 | <教科書> 『日本中国学会報』『東方学』に収録された論文を会読する。会読する論文は1週間前までにコピーで配布する。必ず読んでくるように。 |
成績評価方法 | 試験やレポートは無い。その代わり毎回の「中国語」によるディベート能力を20点満点で採点する。その時間に何も発言できなかったものは当然0点(欠席者と同じ)となるので注意せよ。 |
学習相談 | 中国文学研究室のTA、および静永まで。shizuka@lit.kyushu-u.ac.jp |
その他 | 中国文学講座以外の学部生・大学院生の受講も歓迎しています。もちろん留学生の受講も歓迎。ただし、資料の準備の都合上、受講希望者(中文以外)は、9月30日までに静永まで連絡してください。 shizuka@lit.kyushu-u.ac.jp 対象学年:2年生 3年生 4年生 履修条件:中国語を1年以上(初級レベル)習っていること。 |