文学部 文学コース 英語学・英文学 専攻 専門科目 (2単位) |
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前期・通常 金曜3限 |
授業の概要 | Kuno and Takami (2004)は、英語の5つの構文を取り上げ、生成文法的枠組みでなされた先行研究を批判的に検討し、文の容認性を論じるには統語的、意味的、機能的観点からの考察がなければならないことを主張して、代案として機能的分析を提案している。本授業では、先行研究の問題点とKuno and Takamiの分析内容とその問題点を考察し、英語の諸構文に関する事実、また、分析方法ならびに、統語論の基礎概念を学習する。具体的には同属目的語構文、擬似受身構文、主語名詞句からの外置に焦点を当てて考察する。 |
学習目標 | (1) 全般的な教育目標: 統語論の基礎概念と分析方法を学ぶ。 (2) 個別の学習目標: 英語の同属目的語構文、擬似受身構文、主語名詞句からの外置に関する事実ならびに具体的な分析の問題点を理解する。また、英語の事実をしっかり観察して、英語力を培う。 |
授業の進め方 | 学生による内容のレポートにより授業を進める。 |
教科書等 | <教科書> Kuno and Takami (2004) Functional Constraints in Grammar |
成績評価方法 | 筆記試験80%、発表、および授業への貢献、出席状況20%により評価する。 |
学習相談 | オフィスアワーを火曜2時限目に設定するが、可能な限り随時相談に応じる。 |
その他 | 前年度の続きの授業であるが、基本的に独立した内容なのであらたな受講も歓迎する。 |