文学部 文学コース 独文学 専攻 専門科目 (2単位) |
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前期・集中 |
授業の概要 | ドイツ語は中高ドイツ語(中期高地ドイツ語、Mittelhochdeutsch, 11-14世紀)の時代に言語的にも文学的にも高度な発達を遂げる。宮廷騎士文学など叙事文学の発展は出来事を順序立てて配列する語りの文体を確立させ、また、愛のテーマ化は、たとえそれが様式化されていたものであったとしても、人間の個人的感情の表現を可能にした。授業では、中高ドイツ語の文法を概観した上で、ミンネザング、ハルトマンの騎士文学、「ニーベルンゲンの歌」、「トリスタンとイゾルデ」、「パルツィヴァール」等の中高ドイツ語の文学テクストを抜粋して紹介し、それぞれの特徴を考察する。 |
学習目標 | (1) 全般的な教育目標: 中高ドイツ語を読むことができるようになる。 (2) 個別の学習目標: 中高ドイツ語のテクスト講読を通して、ドイツ語やドイツ文学において歴史的に何が変わり、何が変わらなかったのかを考える。(言語的には語彙、文法、統語、意味論など、文学的にはモチーフ、恋愛論、英雄像、文化史など、どのような観点から考察してもよい。) |
授業の進め方 | 基本的に講義であるが受講者には質問に対する応答を求める。 |
教科書等 | プリントを配布する。 |
成績評価方法 | 出席30%、レポート70% |
学習相談 | 授業期間中随時 |
その他 | 7月4日〜7月8日 教職(ドイツ語) |