文学部
文学コース
独文学 専攻
専門科目 (2単位)
ドイツ語学講義 IV
講義題目:現代ドイツ語の諸問題
大分大学教育福祉科学部 教授池内 宣夫
後期・集中

授業の概要 前半は,ドイツ語の文法書(例えば,P.Eisenberg "Grundriss der Deutschen Grammatik"など)や語学論文を用いて,ドイツ語文法の諸相について概説します。後半は,現代ドイツ語においていくつかの問題となる事例を個別的・具体的に取り上げ,現代ドイツ語の特徴について論じます。後半部で取り上げるテーマは次の通りです(予定)。
1)前綴付動詞,2)代名副詞,3)動詞派生名詞,4)状態受動,5)相互構文と再帰構文,6)アスペクト表現
学習目標 (1) 全般的な教育目標:
1)ドイツ語文法の用語・概念・方法論について学びます。
2)ドイツ語文法の諸現象についての理解を深め,ドイツ語を「観る目」を養います。

(2) 個別の学習目標:
1)現代ドイツ語における諸現象の規則性と不規則性について考察します。
2)現代ドイツ語における諸現象の中心と周縁について考察します。
授業の進め方 前半は,各テーマごとに文献を読み,問題の提起と議論を行います。後半は,講義形式で行います。
教科書等 <教科書>
プリントを配布します。

<参考図書>
川島敦夫(編集主幹):ドイツ言語学辞典。紀伊国屋書店,1994年
浜崎長寿(他):ドイツ語文法シリーズ。10巻。大学書林,2000年
G.ヘルビヒ,J.ブッシャ(在間進(訳)):現代ドイツ語文法,三修社,1982年
成績評価方法 授業への積極的な参加40%,レポート60%
学習相談 適宜授業前後に
その他 教職(ドイツ語)