文学部 人間科学コース 言語学・応用言語学 専攻 専門科目 (2単位) |
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前期・通常 木曜5限 |
授業の概要 | 1.音声学と言語学 2.音声器官の仕組み 3.国際音声字母(International Phonetic Alphabet)概説 4.子音の調音と聞き取り、記述 5.母音の調音と聞き取り、記述 (3と4はそれぞれ数時間を予定している) |
学習目標 | (1) 全般的な教育目標: 多くの学生諸君の母語である日本語を主たる対象として、個々の音が出る仕組みを理解し、また個々の音やその連続を記述する方法を身につける。 (2) 個別の学習目標: 1.自分の発音を観察することができるようになること。声帯振動の有無、舌の位置(前後、高低)、唇の丸めの有無など。 2.個々の子音や母音が、音声器官のどのような働きで産出されるのか理解すること。 3.国際音声字母を使って音声を記述することができるようになること。 |
授業の進め方 | 毎回、冒頭に小テストを行ない、前回までの授業の理解を確かめる。授業では、理論的な側面の理解とともに、実際に発音すること(聞き取りも含め)を重視する。 |
教科書等 | プリントを配布する。毎回数枚ずつ配布する。すべてファイルして、すべてを毎回持参すること。 <参考図書> 1.斎藤純男著『日本語音声学入門(改訂版)』三省堂、2006年(定価2,100円=税込)。2.Catford, J.C. 2001. A Practical Introduction to Phonetics. 2nd ed. Oxford University Press.翻訳=竹林滋ほか訳『実践音声学入門』大修館書店、2006年(定価2,625円=税込) |
成績評価方法 | 次の1、2を各50%として合算する。1.学期末試験(発音・聴解等の実技+筆記。一切持ちこみ不可。7月下旬実施予定)、2.毎回冒頭に行なう小テスト。 |
学習相談 | 毎週木曜日の昼休みをオフィス・アワーに充てているので、個別の実習を希望する場合は来室すること。 |
その他 | <授業時に準備するもの>1.手鏡、2.ペンライト。以上2点を必ず準備すること。 また、ウェッブサイトにある音声ファイルにアクセスし、予習や復習、宿題をしてもらうので、パソコンにアクセスできる環境がほしい(もちろん言語学研究室に来室してパソコンを使用して構わない)。 対象学生:学部生 対象学年:2年生以上。音声の模倣が重要なので、若ければ若いほどよい。 履修条件:人数を20名程度に制限したいので、原則として言語学・応用言語学専攻の者としたい。しかし、他専攻で受講を強く希望する者は、久保に相談すること |