文学部
人間科学コース
言語学・応用言語学 専攻
専門科目 (2単位)
言語学・応用言語学演習 V
講義題目:文理解研究
教授坂本 勉
後期・通常

月曜3限
授業の概要 我々はどのようにして言葉を「理解」しているのであろうか?そもそも、相手が言ったことを聞いて(書いたものを読んで)わかるとはどのようなことであろうか?この演習では、言語理解の問題を日本語の統語現象を中心に考えていく。
学習目標 (1) 全般的な教育目標:
文の理解がどのようになされるのかを、実験的手法を用いて研究することの意義を理解する。

(2) 個別の学習目標:
最終的には、自らが文理解に関する問題を設定して、実験を行い、その結果を統計処理して、議論を展開できるようになることを目指す。
授業の進め方 毎回、担当者が分担して発表、全員が討論する。積極的に演習に参加すること。
毎週のレポート:担当者を含め、全員が要旨をA4用紙一枚にワープロで打ち出して、木曜日の午後5時までに文学部3階(371号室)の坂本研究室のドアの前のボックスに提出。
教科書等 <教科書>
(1)大津由紀雄 他 (1998)『言語科学と関連領域:岩波講座 言語の科学 11』岩波書店
(2) 郡司隆男・坂本勉 (1999)『言語学の方法 現代言語学入門1』岩波書店

<参考図書>
(1)阿部純一 他 (1994)『人間の言語情報処理−言語理解の認知科学』サイエンス社
(2)森敏明(編)(2001)『おもしろ言語のラボラトリー』北大路書房
(3)川崎恵里子(編著) (2005) 『ことばの実験室−心理言語学へのアプローチ』
成績評価方法 評価の基準は以下の通りで、計300点で180点以上を合格とする。
毎週のレポート:100点・演習発表:100点
学期末のレポート:100点(各自の選んだテーマで実験計画を立案・実行し、結果をまとめて報告する)
学習相談
その他 対象学年:3年生 4年生
履修条件:言語学概論を履修していること