文学部
人間科学コース
心理学 専攻
専門科目 (2単位)
心理学講義 III
講義題目:
関西福祉科学大学健康福祉学部 教授八田 武志
後期・集中

授業の概要 脳と行動のしくみについての理解を目指す神経心理学の概説を行う予定である。
中枢神経系の解剖学的基礎知識を理解した後に、@古典的神経心理学のテーマである失語・失行・失認・読み障害など大脳皮質の損傷による認知機能の障害の仕組みについて紹介する。A今日の神経心理学の発展の基礎となった離断脳研究(動物・ヒト)について先行研究を概説する。B1990年代に入って脳画像研究法は格段の進歩を見せており、それらを使用した認知神経心理学の現状と、将来を展望することを試みたい。
学習目標 (1) 全般的な教育目標:
神経心理学の目的、内容、目指すところについての理解を進める。

(2) 個別の学習目標:
@中枢神経系の解剖学的基礎知識の獲得
A神経心理学の誕生経緯と、その学問分野の特性の理解
B脳損傷と行動特性の理解(失語・失行・失認・読み障害など)
C離断脳研究の意味と左右大脳半球機能の特性の理解
D認知神経心理学の今後の動向についての理解
授業の進め方 テキストの使用と、PPTを使っての講義形式で行う。
教科書等 <教科書>
八田武志 脳のはたらきと行動のしくみ 医歯薬出版 2003

<参考図書>
左対右 きき手大研究 化学同人選書 2008
成績評価方法 試験による。
学習相談 電子メールでの相談は可。
その他 教職(公民)
認定心理士