文学部 人間科学コース 比較宗教学 専攻 専門科目 (2単位) |
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後期・通常 木曜3限 |
授業の概要 | 文化人類学を進めてゆくうえでは、対象の先行研究や、方法の先行研究を読み、自らの実践に備えることが不可欠です。その文献に、洋書が加われば、その数も質も格段に上がります。ただ洋書の読書と言うのは、一人では根気が続かないことが多い為、ここではみんなと一緒に一つの英語テキストを読み進めたいと思います。とはいえ、「英語の授業」ではないことに注意してください。むしろ、「本を読んで、考える授業」というところに力点があります。 |
学習目標 | 宗教学の古典ミルチャ・エリアーデ『オーストラリアの諸宗教』を翻訳し、それに基づいて宗教について学問的な議論を行う。 |
授業の進め方 | 10/6第1回自己紹介 10/13第2回ミルチャ・エリアーデについて 10/20休講 10/27第3回Victor Turner「まえがき」を読む 11/10第4回「はじめに」読む 11/17第5回第1章「超自然の諸存在と高き神々」を読む 11/24第6回第2章「文化英雄と神話地理学」を読む 12/1休講 12/8第7回第3章「通過儀礼と秘密カルト」を読む 12/15集中講義のため休講 12/22第8回第4章「呪医と彼らの超自然的な模範」を読む 1/12第9回第5章「死と終末論:結論」を読む 1/19第10回本書全体の内容についてディスカッション 1/26第11回宗教学とエリアーデの位置 2/2第12回全体を振り返って(含、洋文献とのつき合い方) |
教科書等 | <教科書> Mircea Eliade1973Australian Religions:An Introduction, Cornell University Press. <参考図書> エリアーデ、ミルチャ1969(1957)『聖と俗』風間俊夫訳 法政大学出版局 |
成績評価方法 | 出席は1/3以上理由なく休めば落第とします。評価は平常点で、英語の読み、訳、議論への参加で成績を出します。 |
学習相談 | 授業中に訊くようにしてください。 |
その他 | 対象学年:主に2年生と3年生(4年生は単位を満たしている学生のみ) |