文学部
人間科学コース
社会学・地域福祉社会学 専攻
専門科目 (2単位)
地域福祉社会学講義 VIII
講義題目:地域福祉社会学入門
准教授高野 和良
後期・通常

金曜2限
授業の概要  日本社会における家族の小規模化、少子高齢化といった人口構造の変化、社会移動の増大に伴う流動化などの実態を確認したうえで、人口減少社会である過疎地域の事例などを取り上げつつ、地域福祉に関する現状と課題を検討する。
 さらに、地域社会分析の基本的な考え方、方法などについても、具体的な事例を挙げながら説明することとしたい。
学習目標  この講義の学習目標は次の通りである。
(1) 全般的な教育目標:
 社会学、地域福祉社会学の基本的な概念、地域社会の分析方法などを習得する。

(2) 個別の学習目標:
 農村社会学、家族社会学などの基本的な概念と方法を修得しつつ、地域社会における多様な福祉現象の現状と課題についての理解を深める。
授業の進め方  およそ次のような順序で展開する。
 ・家族形態の変動
  日本社会における家族形態の変動の方向性とと家族機能の変化を示す。
 ・農村の変動
  農村分析の基礎的な概念を示す。
 ・過疎化の背景と現状
  過疎地域の現状と過疎対策の変遷をふまえ、過疎社会の直面する諸問題を示す。
 ・農村高齢化と福祉問題
  世帯の小規模化、生活圏の広域化といった構造変化と、福祉サービス利用の諸問題について西日本農村の事例に基づいて示す。
教科書等 <教科書>
 開講時に指示する。

<参考図書>
 開講時に指示する。
成績評価方法  成績評価は出席15%、期末レポート85%で行う。
学習相談  随時相談に応じる。
その他 履修条件:2年生 3年生 4年生