文学部
人間科学コース
社会学・地域福祉社会学 専攻
専門科目 (2単位)
地域福祉社会学演習 III
講義題目:社会学的分析研究
教授安立 清史
前期・通常

木曜4限
授業の概要 社会学・地域福祉社会学専攻の学生が、社会学・地域福祉社会学とは何かを理解し、それを自分の調査研究テーマに応用できるような基礎能力を身につけることを目標とする。
社会学とは何か、社会学的な分析とは何かを、社会学の専門的な論文を読むことを通じて学ぼう。
日本社会学会の機関誌『社会学評論』に掲載された論文の中から、過去9年間に研究奨励賞を受賞した論文9編を選び、その論文を読むことを通して、社会学とはどのようなものであるかを学ぶ。先行研究のレビューとは何か、そして社会学のリサーチやフィールドワークはどのように行い、どのようなデータを集めて、社会学の理論やモデルをどのように使うのか。そして社会学的分析とはどのように行うのか、注や参考文献は、どのようにつけるのか、など、4年生になってから卒業論文作成に役立つように、いまから社会学の調査・研究そして論文の書き方を学んでいくことにする。
学習目標 社会学とは何か、社会学の専門論文を読むことを通じて理解する
(1) 全般的な教育目標:
社会学および地域福祉社会学の理論と方法の基礎を習得する。

(2) 個別の学習目標:
自分の調査研究テーマの発見や形成。先行研究のレビュー。フィールドワークの仕方やプレゼンテーションの仕方を学ぶ。
授業の進め方 日本社会学会の機関誌『社会学評論』に掲載された論文の中から、過去8年間に研究奨励賞を受賞した論文8編を選び、その論文を読む。
8編を、2人で1編づつ担当して報告する。担当以外の人も必ず読んでくること。報告する前に、全員が読んできていることを前提に質疑応答を行う。その上で、報告者はレジュメを準備して、その論文の概要、特徴や当該論文の優れているところだけでなく、問題や課題、弱点なども指摘する。このようにして優れた社会学論文とは、どのようなものなのかを、学んでいく。
教科書等 教材は、日本社会学会の機関誌『社会学評論』
成績評価方法 出席点が50%、授業への参加度が30%、授業での報告と学期おわりのレポートが20%。
学習相談 オフィスアワーは、木・金の12時〜13時の間とする。ただし必ずEメールあるいは電話にてアポイントメントをとること。
その他 対象学生:専攻学生にかぎる
対象学年:2,3,4年生
履修条件:出席を重視する