文学部


文学部コア科目 (1単位)
古典語(ギリシア語) II
講義題目:
本務なし (高等教育開発推進センター非常勤講師等)國越 道貴
後期・通常

火曜2限
授業の概要  この授業は「古典語(ギリシア語)T」の続講です。分詞や不定詞の構文、また関係詞や従属節の構文などを学びます。文法学習と並行して、引き続き、古代ギリシアの生活や文化がもりこまれた教材用ギリシア語(プリント配布)を読んでいきます。文学・歴史・哲学の古典から原文も少し読んでみる予定です。
学習目標 (1) 全般的な教育目標:
辞書を用いながら独力で古典ギリシア語文献を解読できるようになり、古典ギリシア語文献の演習などに参加できる基礎力を習得する。

(2) 個別の学習目標:
・動詞の接続法・希求法活用を習得する。
・名詞・形容詞(第3変化)、分詞の変化を習得する。
・基本動詞の主要部分を習得する。
・古典の原文に慣れる。
授業の進め方 次のような仕方で、教科書に従い少しずつ文法事項を増やしていきます。

1.文法事項の説明と練習
2.教材講読(プリント)
3.練習問題(自宅学習)
4.小テスト(次回授業)
5.練習問題解説(次回授業)

小テストは、学習事項に関する暗記問題です。
教科書等 <教科書>
田中美知太郎・松平千秋『ギリシア語入門(改訂版)』岩波全書, 1962.


<参考図書>
田中美知太郎・松平千秋『ギリシア語文法』岩波書店, 1968.(「第3部 文章法」は教科書とほぼ同程度の体系的整理として役立ちます。長く品切れですので、図書館で利用しましょう。)
松本仁助・岡道男・中務哲郎編『ギリシア文学を学ぶ人のために』世界思想社, 1991.
M. C. Howatson and Ian Chilvers eds., The Concise Oxford Companion to Classical Literature, Oxford, 1993.
その他、授業で紹介します。
成績評価方法 出席10%、練習問題など宿題の学習状況30%、小テスト20%、定期試験40% を目安に評価します。
学習相談 授業の前後ほか、e-mail によって質問してください。e-mail アドレスは授業時で伝えます。
その他 履修条件:「古典語(ギリシア語)T」履修済または同程度の者