文学部 人文学科 人間科学コース
地理学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年: 2年生
対象学部等:
地理学演習 I
Geography (Seminar I)
講義題目  人文地理学の研究方法
准教授 伊藤 千尋
科目ナンバリングコード: LET-HUM2751J
講義コード:
2024 後期
毎週 火曜4限
伊都イーストゾーン D地理演 教室
E/J科目 (日本語, English)
更新情報 : 2024/2/27 (08:36)
授業の概要 この演習では、地理学の研究に必要な資料・文献の収集方法、エクセルを利用した統計処理、さらには描画ソフトや地理情報システム(GIS)などを利用した作図と地理情報システムの使い方の基礎を学びます。特に、地域統計の取得や処理、分析や主題図描画の方法に重点を置き、地理学的分析の基礎的能力を身につけることを目指します。

(In this seminar course, students learn basics for geographical studies such as the method for collecting documents and data, statistical processing for the data and the making of tables, figures and maps through using Excel, Inkscape (or Illustrator) and QGIS or (ArcGIS).)
キーワード : 地域統計、基礎統計量とグラフ表現、地域特性、サンプリングと調査法、質問票の作成、地域的分布/空間分析、地域の分類、地域変化と予測、クロス集計、統計地図、統計処理
履修条件 : 原則として地理学専門分野の 2年生に限る
履修に必要な知識・能力 : パソコンでの文書作成やデータ入力に関する基礎的な操作方法を理解していること
特記事項
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-3d [人間科学コース固有の課題]
地理学的に適切な資料を集めることができ、エクセル、描画ソフト、地理情報システムで分析ができる。
地理学的に適切な資料を集めることができ、エクセル、描画ソフト、地理情報システムで発展的分析ができる。 地理学的に適切な資料を集めることができ、エクセル、描画ソフト、地理情報システムで基礎的分析ができる。 地理学的に適切な資料を集めることができ、エクセル、描画ソフト、地理情報システムの基本的な使用方法を理解する。 地理学的に適切な資料を集めることができない。
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
地理学的に意味のある事項について判別でき、それを用いた地理学的思考ができる。
地理学的に意味のある事項について判別でき、それを用いた発展的な地理学的思考ができる。 地理学的に意味のある事項について判別でき、それを用いた基礎的な地理学的思考ができる。 地理学的に意味のある事項について最低限の判別ができる。 地理学的に意味のある事項の判別ができない。
U_A-1 [主体的な学び]
地理学的な事象について幅広く興味・関心を持ち、得た知識を結びつけて分析に生かすことができる。
地理学的な事象について幅広く興味・関心を持ち、得た知識を結びつけて分析に生かすことができる。 地理学的な事象について幅広く興味・関心を持ち、得た知識を結びつけることができる。 地理学的な事象についてある程度の興味・関心を持ち、考えることができる。 地理学的な事象について興味・関心を示さない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 ・実際の統計データ・地理的データを用いて作業を進めます。
・学生が関心を持つテーマを把握し、それぞれの発展的な研究に生かせるような技術と知識を身につけます。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト :
参考書 :
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 イントロダクション 自らが取り扱ってみたい地理的事象について考える。
2 統計資料の集め方と処理@統計資料の集め方、統計処理 地理学の研究に関連する統計資料を収集する。
3 統計資料の集め方と処理A基礎統計量とグラフ表現、地域特性 統計分析のためのデータ入力を行う。
4 統計資料の集め方と処理B統計処理、クロス集計 統計処理に基づく表やグラフの作成を行う。
5 質問紙調査の基礎@サンプリングと調査法 質問紙調査の内容を検討する。
6 質問紙調査の基礎A質問票の作成 質問紙調査の内容をグループで議論し、編集する。
7 質問紙調査の基礎B質問紙調査の結果の分析、クロス集計、グラフ表現 質問紙調査の結果データの例を用いた集計・分析を行う。
8 統計データ・地域データの図表現@基礎的方法 授業中に指示する作業を進める。
9 統計データ・地域データの図表現A作業 授業中に指示する作業を進める。
10 統計データ・地域データの図表現B結果に基づく分析 授業中に指示する作業を進める。
11 地理情報システムの利用@地理情報システムの基礎的知識の理解 授業中に指示する地理情報システムの作業を進める。
12 地理情報システムの利用A地理情報システムのソフトウェアの使用方法の理解(QGIS/ArcGIS) 授業中に指示する地理情報システムの作業を進める。
13 地理情報システムの利用B地理情報システムによる統計地図の描画と地域の分類 授業中に指示する地理情報システムの作業を進める。
14 地理情報システムの利用C地理情報システムによる空間分析、地域変化と予測 授業中に指示する地理情報システムの作業を進める。
15 まとめ:授業で学んだ分析結果についての報告 授業全体で学んだことをふりかえり、今後の研究とのつながりを考える。

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-3d
[人間科学コース固有の課題]
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
U_A-1
[主体的な学び]
備考(欠格条件、割合等)
授業への貢献度 授業内課題の作業状況の評価を行う
レポート

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)