人文科学府 歴史空間専攻 地理学 分野
地理学 専修
専修科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
社会経済地理学特論 IV
Socio-Economic Geography (Specialized Lecture IV)
講義題目  環境運動と環境問題/「自然」の保全と利用
広島大学大学院総合科学研究科 教授  淺野 敏久
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2017 後期
集中
箱崎 207 教室
J科目 (日本語, 日本語)
授業の概要 本講義では,自然の保全と利用の望ましいあり方を模索する市民・住民の活動に焦点を当て,地理学の立場からそれにどのようにアプローチできるのかを考える。内容は,前半と後半で論点を変え,前半では,環境運動と環境問題の関係,それらと地域社会との関係を論じる。後半は,自然保護地域の保全と利用を主題として,特定の自然をめぐる対応の地域差や地域内の利害関係などの話をする。なお,扱う対象は,湖や川,干潟など広義の「湿地」とする。

(The theme of the lecture is geographical approaches to environmental movement. In the first half, we discuss the relationship between environmental movement and environmental problems from a regional perspective. In the second half, we will talk about regional differences in response to nature and relations of stakeholders. The subjects to be handled are wetlands such as lakes, rivers, tidal flats and the like.)
キーワード : 環境問題,環境運動,ラムサール条約,地域差
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
授業計画 テキスト : 以下の原稿を講義時にコピーするなどして持って来て下さい。
・淺野敏久(2009):市民・住民運動を通じてとらえる環境問題,竹中他編著『人文地理学』ミネルヴァ書房,251-270.
・同(2012):環境問題における市民運動と地域,杉浦芳夫編『地域環境の地理学』朝倉書店,26-35.
・同(2013):環境運動における場所と空間,淺野・中島編『自然の社会地理』海青社,119-142.
参考書 :
次の2つは参考として,淺野・中島編(2013):『自然の社会地理』海青社
淺野敏久(2008):『宍道湖・中海と霞ヶ浦 環境運動の地理学』古今書院
授業資料 :

進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 導入:自分の研究テーマ・あなたの研究テーマ
2 論文の基本構造:論文とレポートは何が違うか
3 社会運動論・環境社会学・社会構築主義・自然の地理学
4 社会運動論・環境社会学・社会構築主義・自然の地理学
5 ネイチャーゲーム グループワーク 湿地のワイズユースと市民運動・市民活動に関する情報を集める。翌日の討議のための情報収集をする。
6 宍道湖・中海と霞ヶ浦。大規模干拓事業の仕組み
7 運動への地域性の反映(宍道湖・中海と霞ヶ浦)
8 運動の地域で果たす役割
9 シファとセマングム:持続可能性
10 討議:湿地の持続可能性とは 討議 湿地のワイズユースと市民運動・市民活動に関する情報を集める。翌日の討議のための情報収集をする。
11 セマングム干拓反対運動と「環境クレイムの時空間構造」
12 湿地のワイズユース
13 ラムサール条約の地域社会的な意味
14 討議:湿地のワイズユースと市民運動・市民活動 討議
15 レポート作成:湿地のワイズユースと市民運動・市民活動 作業

授業以外での学習に当たって :
学習相談 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
MH_A-b [研究史と方法論の体系的理解]
日本史学、東洋史学、朝鮮史学、考古学、西洋史学、イスラム文明史学、地理学ないしはこれらの領域を横断する研究のうち一つを対象として、当該分野における研究史と方法論を体系的に説明できる。
自然の保護・活用に関する複眼的なものの見方ができ,それを自分の言葉で論じられる。かつ,そのことの学術的な意味を理解している。 自然の保護・活用に関する複眼的なものの見方ができる。その学術的意味を意識できる。 自然の保護・活用に関する自分の考えを,学術研究と関連づけて論じられる。 講義で話をした事実関係を十分に理解できていない。
MH_C-e [社会貢献の意欲]
人文学の視点から社会への還元を志向する。
自然の保護・活用に関わる市民の役割を理解し,自ら活動できている。研究と活動の関係について学術的に論じられる。 自然の保護・活用に関わる市民の役割を理解し,自ら活動することについて意見を明確に述べられる。研究と活動の関係についての問題意識をもっている。 自然に対する立場の異なる価値観があることを十分に理解できる。環境問題を自分の問題として把握できている。 自然に対する立場の異なる価値観があることを十分に理解できていない。
GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。
成績評価
観点→
成績評価方法
MH_A-b
[研究史と方法論の体系的理解]
MH_C-e
[社会貢献の意欲]
備考(欠格条件、割合等)
出席
レポート
授業への貢献度

成績評価基準に関わる補足事項 :
その他 その他 : 12月下旬の日月火(12/25-27)で開講予定です。

教職 : 教職(社会)(地理歴史)
資格 :

更新日 : 2017/4/4 (13:52)