後藤晴子 Haruko GOTO

＜専門分野＞

文化人類学、宗教学、民俗学

＜研究課題＞

①　「老い」を「老いる」＝agingという過程でとらえ直すことによって、個別的で世代的な経験としての老いの経験を記述する。

②　（①をなし得るための一助として） a) 人生後期における宗教（特に仏教や民俗宗教）との親密な関係、 b)親密なる他者とのつながり、c)老いる身体との付き合い方、に着目する。

③　②を達成することによって、高齢期の幸福の在り方の議論を検討し、補足・再構築を目指す。

＜研究業績＞

＜学歴等＞
2002.3　福岡大学人文学部文化学科　卒業
2002.4　福岡大学大学院人文科学研究科社会･文化論専攻修士課程　入学
2004.3　同修士課程　修了
2004.4　九州大学大学院人間環境学府人間共生システム専攻博士後期課程　入学
2011.3　同、単位取得退学
2012.4 九州大学人間環境学府学術協力研究員（～2013.3）

＜職歴等＞
2010.4　九州女子大学人間科学部非常勤講師【担当：比較社会文化研究】（～2012.9）
2011.4　福岡女学院大学人間関係学部非常勤講師【担当：宗教学入門】（現在に至る）
2011.4　福岡大学人文学部非常勤講師【担当：文化人類学Ａ・Ｂ】（現在に至る）
2012.4　九州共立大学共通教育センター非常勤講師【担当：異文化を考える、教養としての旅（複数教員科目）】（現在に至る）
2013.10　福岡工業大学環境社会学部非常勤講師【担当：環境社会学】（～2013.3）
2014.10　九州大学基盤研究院非常勤講師【担当：文化人類学入門】（現在に至る）

＜研究業績＞

【学術論文】

【論文】
2006.7	「不幸の語り」の彼方にー災因論再考を端緒にー」、『九州人類学会報』33号、九州人類学研究会、pp.6-12
2009.6	「生活実践としての仏教　ー高齢女性と寺院の親密性に関する一考察ー」、『宗教研究』　360号、日本宗教学会、pp.115-138
2009.6	「老いと『宗教的なもの』に関する一考察―沖縄離島の事例から―」、『沖縄文化』105号、沖縄文化協会、pp.43-59
2009.11	「民俗の思考法―『とわかっている、でもやはり』を端緒に―」、『日本民俗学』260号、日本民俗学会、pp.35-65
2011.7	「老いと死の関わり」、（後藤　晴子・加賀谷　真梨・福井　栄二郎・高橋　絵里香「エイジングの人類学―高齢期と幸せ―」）、『九州人類学会報』第38号、九州人類学研究会、pp.58-62
2011.7	「人類学と老年学―『高齢者事業』への参与から隣接他領域との関係を考える―」、（伊藤　泰信・亀井　伸孝・春日　匠・飯嶋　秀治・針塚　瑞樹・後藤　晴子「人類学を／で豊かにすること―他領域との関係から人類学の拡張可能性を考える―」）、『九州人類学会報』第38号、九州人類学研究会、pp.118-123

【研究ノート・その他】

【学会・シンポジウム等発表】

【現地調査等】

【所属学会・研究会】
日本文化人類学会（2002～現在）、老年社会科学会（2002～現在）、九州人類学研究会（2002年～現在：2006、2007年度は会計・庶務および編集事務、2008年度は会計・庶務担当）比較家族史学会（2005～現在）、日本宗教学会（2007～現在）、日本民俗学会（2007～現在）、沖縄文化協会（2007～現在）
西日本宗教学会　(2011～現在；2007年度～2009年度は準備会事務局担当）

【社会活動】
2011.3　福岡県文化財調査研究委員会調査員（豊前神楽調査研究事業）（2012.3まで）
2011.4　福岡市史編さん委員会民俗部会調査員（2013.11まで）
2013.12　福岡市史編さん委員会民俗部会専門委員（現在に至る）
2015.4　福岡市内文化財調査調査員（博多松ばやし調査事業）（現在に至る）
2015.6　北九州市文化財保護審議会委員（現在に至る）

共生社会システム論

九州大学人間環境学府共生社会システム専攻共生社会学コース　文学部比較宗教学研究室