第172回の芥川賞は、1月15日の発表によれば、『ゲーテはすべてを言った』の鈴木結生氏が受賞です。
1月16日に、西南学院大学で西洋文学の講義をした際、そのことを授業中に話してきました。
鈴木氏は西南学院大学の大学院に在学中の方です。書名にひかれ、私はすぐに読みました。
受賞作の主人公は、一昨年から「日本ドイツ文学会の会長」を務めているゲーテ研究者、
ちなみに当方は、一昨年から「日本独文学会の会長」を務めているトーマス・マン研究者です。
加えて、主人公は30分×4夜のテレビ番組に、当方は25分×4夜のテレビ番組に出演しました。
これまた妙な偶然です。作中には、トーマス・マンからの引用もあります。おすすめの一冊です。 (小黒康正)
