『ラテルネ』133号(大澤、吉中、村上)

過日、同学社の小冊子『ラテルネ』133号を受け取った。毎号、すばらしいエッセイが多く、すべて興味深く読んでいる。特に133号は7本のうち3本が、九大独文関係者のものだ。さまざまなことを思い出しながら、拝読した。

 大澤遙可氏(横浜市立大学講師)の寄稿「青い色に導かれて」は、同氏の博論を査読したときのこと、いや、それ以上に、大学院受験の相談を初めて受けたときのことを思い出す。あの時からブルーに導かれる運命だったのか。

 佐賀大学名誉教授師である吉中幸平先生のご寄稿は「根本道也先生との思い出」だ。私自身、根本先生とも吉中先生とも、さまざまなご縁があった。西日本支部学会であれ、九大独文学会であれ、懇親会のことを特に懐かしく思い出す。

 長崎外国語大学准教授の村上浩明氏は、「根本道也先生とドイツ研修旅行」について書かれた。私自身、ドイツ留学中の寮でも、帰国後の自宅でも、根本先生から協力依頼のお電話を何度も受け取った。「はい、根本です」、あのお声が蘇る。合掌。(小黒康正)