朝日カルチャーセンターの福岡教室でも、講義を担当します。
対面とオンラインでの開催です。全国どこでも受講できます。
講座の詳細は、下記のURL でご確認ください。(小黒康正)
URL
https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7927994
講座名
昭和の作家たちによる外国文学受容 三島由紀夫、辻邦夫、村上春樹
講座内容
「昭和100年」と言われる2025年は、「トーマス・マン生誕150年」でもあります。マンの作品、なかでも『トーニオ・クレーガー』は、昭和を代表する作家たちに多大な影響を与えました。本講座は、三島由紀夫、辻邦生、村上春樹のマン受容を通じて、昭和の作家たちによる外国文学受容を明らかにします。その際、比較対象として、明治の森鷗外や夏目漱石、大正の武者小路実篤、さらには平成以降の多和田葉子や平野啓一郎の作品にもふれる予定です。私たちにとって、外国、とりわけ西洋とは何であったのか、そして何であるのか。一緒に考えませんか。
開講日
4月17日 昭和100年、トーマス・マン生誕150年
5月15日 三島由紀夫の肉体改造と北杜夫の精神改造
6月19日 「アレキサンドリア時代」の村上春樹とその彼方
第1回の内容
今年は、マン生誕150年の年であり、同時に昭和100年の年です。このことは単なる偶然ではありません。近代日本文学は、特異な「ねじれ」を書き留めてきました。第1回は、昭和の作家たちによるマン受容がそうした特異性を如実に示していることを明らかにします。
第2回の内容
マンの『トーニオ・クレーガー』(1903年)は、この100年に日本人の内面に最も深く突き刺さった作品です。三島由紀夫、辻邦生、北杜夫は、旧制高校時代にマン文学を愛読し、日本文学に欠如していると思われたものをそこから読み取りました。第2回はその内実を問います。
第3回の内容
村上春樹の『ノルウェイの森』(1987年)は、主人公がマンの『魔の山』(1924年)を「一心不乱に」読む作品です。第3回ではそのことの意味を問います。明治の森鷗外や夏目漱石、大正の武者小路実篤、さらには平成以降の多和田葉子や平野啓一郎にも言及する予定です。
