文学部 人文学科 人間科学コース
社会学・地域福祉社会学 専門分野
専門分野科目 (単位数 2)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
社会学講義 IX
Sociology (Lecture IX)
講義題目  Lectures on Sociology
日本女子大学人間社会学部 准教授 野辺 陽子
科目ナンバリングコード: LET-HUM4851J
講義コード:
2024 前期
集中
伊都イーストゾーン 別途、掲示 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2024/6/7 (13:27)
授業の概要 本授業では、後期近代といわれる現代の家族を分析するための理論と方法を解説します。特に、家族のなかでも、〈多様な家族〉といわれる対象に焦点をあてて、現代の家族をめぐる政策、支援、当事者のリアリティを理解してもらいます。
授業中に、当事者にインタビューをしたさまざまな論文を読みます。当事者の語りの迫力と面白さをぜひ感じてください。時間がある時には、少人数で簡単なディスカッションを行ってもらい、さらに理解を深めてもらいます。

(This course provides an overview of theories and methods for analyzing contemporary families in the late modernity. The primary focus will be on "diverse families," exploring policies, support systems, and the realities experienced by individuals within these family structures. Students will read various academic papers featuring interviews with individuals directly involved. Through these narratives, students are encouraged to appreciate the depth and complexity of firsthand accounts. When time permits, students will participate in small group discussions to further deepen their understanding.)
キーワード :
履修条件 :
履修に必要な知識・能力 :
特記事項 本講義は集中講義です。
8月6日(火)2限〜5限
8月7日(水)2限〜5限
8月8日(木)2限〜5限
8月9日(金)2限〜5限
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
U_B-2 [専門分野の知識と理解]
深い専門的知識と豊かな教養を背景とし、自ら問題を見出し、創造的・批判的に吟味・検討することができる。
家族の分析で用いられる理論と方法を深く理解している。 家族の分析で用いられる理論と方法を理解している。 家族の分析で用いられる理論と方法を概ね理解している。 家族の分析で用いられる理論と方法をあまり理解していない。
U_C-1-1 [文献分析力]
それぞれの専門分野の諸領域のそれぞれの基礎知識、その領域に固有の問題設定や研究手法を身につけ、それらを説明できる。
文献を正確に、かつ批判的に読むことができる。 文献を正確に読むことができる。 文献の趣旨を概ね理解することができる。 文献の趣旨があまり理解できていない。
U_C-2-1 [知識・理解の深化と統合]
「人間」・「社会」に対する自覚的かつ反省的な関わりを通じて、人間存在への理解を深め、学生自ら設定したテーマで論文を作成できる。
授業で学んだ理論、方法、事例を用いて、独創性のあるレポートを作成することができる。 授業で学んだ理論、方法、事例を用いて、レポートを作成することができる。 授業で学んだ理論、方法、事例を一部用いて、レポートを作成することができる。 授業で学んだ理論、方法、事例を用いて、レポートを作成することができない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : ・スライド資料(電子媒体)
・映像・音声資料
・文献

参考書 : 野辺陽子他,2016,『〈ハイブリッドな親子〉の社会学――血縁・家族へのこだわりを解きほぐす』青弓社.
野辺陽子,2018,『養子縁組の社会学――〈日本人〉にとって〈血縁〉とはなにか』新曜社.
野辺陽子編,2022,『家族変動と子どもの社会学――子どものリアリティ/子どもをめぐるポリティクス』新曜社.
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 オリエンテーション
2 ポスト近代家族の理論
3 血縁の理論
4 生殖補助医療
5 養子縁組(1)
6 養子縁組(2)
7 社会的養護
8 ひとり親
9 ステップファミリー
10 国際結婚
11 セクシュアル・マイノリティ
12 家族法
13 家族政策
14 家族支援
15 まとめ

成績評価
観点→
成績評価方法
U_B-2
[専門分野の知識と理解]
U_C-1-1
[文献分析力]
U_C-2-1
[知識・理解の深化と統合]
備考(欠格条件、割合等)
レポート
授業への貢献度

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 :

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)