文学部 人文学科 哲学コース インド哲学史 専門分野 専門分野科目 (単位数 1) 選択科目 対象学年: 3年生 4年生 対象学部等: インド哲学史の専攻学生 |
Buddhist Studies (Seminar VI)B
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科目ナンバリングコード: LET-HUM3228J 講義コード: 2024 冬クォータ 毎週 金曜2限 伊都イーストゾーン 印哲研 教室 J科目 (日本語, 日本語) |
授業の概要 |
この冬クオーターの授業の方は、インド哲学史研究室の3年生と4年生の出席を想定して行われるもので、すでに木曜5限のサンスクリット語中級(北野新太郎先生)を履修済みの学生向けに、やや難しいサンスクリット語のテクストの講読を行う。仏教文学の傑作『ブッダチャリタ』の梵文テクストを読む。インドのサンスクリット美文学(カーヴィヤ)の黎明を告げる作品であり、この機会にアシュヴァゴーシャという仏教詩人の偉大さに触れてもらいたい。 (冬クオーターの授業は2年生には難しいので、2年生は秋クオーターの授業のみを履修してもらいたい。) (The aim of this course is to help students to understand the ancient culture of Indian Buddhism and Hinduism.) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修条件 : サンスクリット語初級・中級を終えていること(履修を終えていない2年生の参加は難しい) 履修に必要な知識・能力 : | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特記事項 |
<本科目は宗教文化士( http://www.cerc.jp/ )の受験資格認定科目です。>
教職 : 教職(社会)(公民) 資格 : | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 |
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー 九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ 九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業方法 |
テキスト : 授業で指示します。読む原典テクストは、Olivelleの英訳つきのものを、PDFまたはコピーで配布します。 デーヴァナーガリー文字の梵文テクストとしてJohnston のものがありますが、学部生はローマ字転写の梵文のほうが見やすいでしょうから、Olivelleの梵文テクストを見て下さい。複合語の時に言葉の句切り方がわかります。 訳は、Olivelleの英訳とJohnstonの英訳との、両者の訳を見比べて考えて下さい。 現代日本語訳は代表的なものとして梶原雄一などの訳や原実の訳があるのですが、現在文庫本として再版されており購入可能な本であるため、授業配付資料としては配りません。日本語訳は無理に買う必要もなく、英訳があればそれで十分です。 なお漢訳大蔵経の『仏所行讃』は『ブッダチャリタ』を曇無讖が漢訳したもので、大正新脩大蔵経には第4巻本縁部No.192にあります。 漢訳の訓読としては次の書:『新国訳大蔵経 本縁部 1 太子瑞応本起経・仏所行讃』 平井宥慶 参考書 : 授業資料 : 授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
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成績評価 |
GPA評価
成績評価基準に関わる補足事項 : 欠席が多い場合、平常点による評価に大きく影響しますので注意してください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学習相談 |
学習相談 : 授業後に。 授業以外での学習に当たって : 毎回、3時間程度の予習が必要です。 毎回7詩節くらいずつ、訳読を進めてゆきますので、毎回の授業が始まる1時間前までに、各学生がサンスクリット語から訳した日本語の訳を岡野までメールで送って下さい。 学生が送ってきた訳文を見ながら、授業で修正してゆきます。 なお授業の前に訳文を送ってこなかった学生は、極めて低い平常点を得ることになります。ただし学期末までに未提出の部分の翻訳をメールで提出すれば、その扱いを取り消します。また欠席や遅刻や不勉強が多くて、ひどい成績になりそうな学生には、その救済措置として、学期末に特別レポートを課すことがあります。 合理的配慮について : 障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。 <相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階) (電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp) |