人文科学府 人文基礎専攻 哲学・倫理学 分野
倫理学 専修
専修科目 (単位数 1)
選択科目
対象学年:
対象学部等:
西洋倫理学特論 VB
Western Ethics (Specialized Lecture V)B
講義題目  アリストテレス倫理学入門
東北学院大学教養教育センター 准教授 文 景楠
科目ナンバリングコード:
講義コード:
2024 後期
集中
伊都イーストゾーン 後日掲示 教室
J科目 (日本語, 日本語)
更新情報 : 2024/3/9 (11:36)
授業の概要 アリストテレスは「倫理学」という学問の創始者であり、彼が与えた枠組みは今日でもこの分野で研究を行う際の基本となっている。この講義の目的は、著作に見られる「議論」に着目しながら彼の倫理学を概観することだが、同時に文献読解の技法や近年の研究動向にも言及することで、ギリシア哲学研究全般への導入となることも目指す。

(Aristotle is the founder of ethics, and the framework he has established remains fundamental for conducting research in this field. This lecture serves as an overview of his ethics by focusing on the "arguments" in his works. It also aims to introduce the general scholarship in Greek Philosophy by mentioning recent methodology and trends.)
キーワード : アリストテレス、倫理学、哲学、ギリシア、西洋古典
履修条件 : 特になし。
履修に必要な知識・能力 : 特になし(古典ギリシア語の知識は要求しません)。
特記事項 2025年2月中旬の開講予定。不正行為に関しては厳しく対処します。
遠隔/対面 Moodle 情報
対面授業 後日掲示します。
リアルタイム-オンライン授業
ハイブリッド授業(対面+オンライン)
オンデマンド型授業
課題提出型授業

教職 :
資格 :
到達目標
かなり優れている 優れている 及第である 一層の努力が必要
G_A-1 [修士:人文学と現代文化の理解]
人文学の知識をもとに、現代文化のあり方とそれへの多様なアプローチを説明できる。
授業の内容を人間理解という人文学の主要テーマと広く関連付け論じることができる。 授業の内容を人間理解という人文学の主要テーマとかなりの程度関連付け論じることができる。 授業の内容を人間理解という人文学の主要テーマとある程度関連付け論じることができる。 授業の内容を人間理解という人文学の主要テーマと関連付け論じることができない。
G_A-2 [修士:専修分野の知識と理解]
当該分野における研究史と方法論を説明できる。
授業の内容を深く理解している。 授業の内容をかなりの程度理解している。 授業の内容をある程度理解している。 授業の内容を理解していない。
G_B-1-2a [修士:文献の読解力]
過去に蓄積された重要な文献、とりわけ古典を厳密かつ精確に読解し、先行研究を踏まえつつ批判的に考察することができる。
授業で提示する古典テクストの論理構造を厳密に理解できる。 授業で提示する古典テクストの論理構造をかなりの程度理解できる。 授業で提示する古典テクストの論理構造をある程度理解できる。 授業で提示する古典テクストの論理構造を理解できない。
G_B-1-4 [修士:表現力]
他者の意見を理解するとともに、自分の意見を明確に表現し、研究成果を学会における口頭発表や学術論文によって公表できる。
授業内容と関連して特に重要となる論点を厳密に再現できる。 授業内容と関連して特に重要となる論点をかなりの程度再現できる。 授業内容と関連して特に重要となる論点をある程度再現できる。 授業内容と関連して特に重要となる論点を再現できない。
九州大学文学部ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府人文基礎専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学人文科学府歴史空間論専攻ディプロマ・ポリシー   九州大学人文科学府言語・文学専攻ディプロマ・ポリシー
九州大学文学部哲学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部歴史学コース・カリキュラムマップ
九州大学文学部文学コース・カリキュラムマップ   九州大学文学部人間科学コース・カリキュラムマップ
授業方法
授業形態(項目) 授業形態(内容)
講義 授業担当教員による解説(又は板書)を主とした形態であり,時折,学生との問答を通じて,関連の知識を深めていきます。
外国語演習
原典資料演習
実習/フィールド調査
Problem-Based Learning (問題発見・解決型学習)
学生のプレゼンテーション
Moodle の使用
学外実習
野外実習

テキスト : 毎回、講義資料を紙媒体で配付します。また、必要に応じてスライド資料を用います。
参考書 : 授業内で適宜紹介します。
授業資料 :

授業計画 (授業計画は予定であり、学びの進捗に合わせて変更することがあります。)
進度・内容・行動目標等 講義 演習・その他 授業時間外学習
1 ギリシア哲学研究の現場 授業終了後のコメント提出
2 アリストテレス:人物と作品 授業終了後のコメント提出
3 アリストテレスの倫理学の諸論点 授業終了後のコメント提出
4 二つの『倫理学』:『ニコマコス倫理学』と『エウデモス倫理学』 授業終了後のコメント提出
5 ギリシア文化におけるアリストテレス倫理学の位置づけ 授業終了後のコメント提出およびレポート

成績評価
観点→
成績評価方法
G_A-1
[修士:人文学と現代文化の理解]
G_A-2
[修士:専修分野の知識と理解]
G_B-1-2a
[修士:文献の読解力]
G_B-1-4
[修士:表現力]
備考(欠格条件、割合等)
レポート 40%
授業への貢献度 60%
出席 欠格条件

GPA評価
A B C D F
授業を通じて、総じて「かなり優れている」に相当する活動を行った。 授業を通じて、概ね「優れている」を超える活動を行った。 授業を通じて、「及第する」に相当する活動を行った。 授業を通じて、総じて「及第する」には達しないものの、それに近い活動を行った。 授業を通じて、「一層の努力が必要」の活動にとどまった。

成績評価基準に関わる補足事項 :
学習相談 学習相談 : メール(kyungnam.moon@mail.tohoku-gakuin.ac.jp)で相談してください。

授業以外での学習に当たって :

合理的配慮について :
障害(難病・慢性疾患含む)があり、通常の方法による授業を受けることが困難な場合には、教育目的の本質的な変更など過重な負担を伴わない限り、合理的配慮を受けることができます。合理的配慮とは、教授・学習法の変更、成績評価の方法の変更、授業情報の保障(資料の字幕化、個別の資料配布、録音・撮影の許可)、受講環境の調整などを指します。実際の方法については担当教員と建設的対話を行なった上で決定されます。
<相談窓口> キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室(伊都地区センター1号館1階)
(電話:092-802-5859 E-mail:inclusion@chc.kyushu-u.ac.jp)